テニマガ600号記念イベント『公開講座』その2

テニマガ600号記念イベント『公開講座』その2

2017年08月01日発売
本体価格:

こちらテニマガ編集部、いよいよあのネタばらします。

以前、このブログでちょこっと前ふりした、
堀内昌一監督(亜細亜大学テニス部)考案の
サービスレッスン用アイディア商品(?)の中身をばらしましょう。

テニスマガジン主催の第1回公開講座でそれは大好評でした!

※公開講座~テキスト付講義&オンコートレッスンの組み合わせで、
 第1回目が7月28日(土)に行われました。
 サービスレッスン本『丸ごと一冊サービス』の著者・堀内監督を講師に迎えて、
 『丸ごと~』をテキストにサービスレッスン。
 対象は、本誌やホームページの募集告知を見て応募された
 一般読者の皆さん60名超(10歳~66歳)。
 ご参加ありがとうございました!

この公開講座の模様は8月21日(火)発売のテニスマガジン10月号、
巻頭特集に掲載されていますので、ぜひご覧ください。

さて、例の「ネタ」ですが、『丸ごと~』の48ページに
「うちわを使った簡単グリップ&スイングチェック法」というのがあります。
これはグリップエンドにうちわを挟んでサービスのスイングをすると、
正しいグリップで握っているか、正しいスイングができているかがわかるというものです。
(※ちなみにコンチネンタルグリップでなければ、
 うちわを挟んでスイングすることはできないんです!)
(※誰でもそうですが、サービスはインパクトまで自分のラケットが視界に入ってきません。
 すなわち、見えないところで、ラケットがどんな軌道を描いているかがわからないのです。
 そこでグリップエンドにうちわを挟むことで、
 自分のスイング軌道を目でチェックすることが出来るというわけで…)

このうちわ練習に堀内監督はさらにアイディアを加え、公開講座で活用しました。
それがコレ!↓

うちわの表に「Tennis Magazine」の横文字を入れました。  
   
それをこのように使います。
サービスの素振りをしていきますが、
その一連の動きの中で写真のように文字を横に読むのです。

そして、インパクトから顔を離さずに素振りを続けて、

フォロースルー。このとき、うちわの裏に大事なポイントが!
「ナイスサーブ!」の文字を縦に読むのです。

いろいろな文字を用意したのは楽しいから(笑)。

こうして文字を横~縦にしっかり読むことで、インパクトのときに顔を残すことができます。
すなわち、体の向きを正しくスイングを覚えられるというわけです。

ちなみにこの写真をよく見てください。↓

堀内監督は、今回、誰もがマスターできるサービスについて指導しました。
正しい体の使い方を覚えれば、誰もがいいサービスを手に入れられるということでした。
その中で、外せないポイントのひとつとしてあったのが、コレ。

フェデラーをよく見ていくと、体の向きと飛んでいくボールの方向が違うことがわかります。
フェデラーは動作した方向をじっと見ていますが、
ボールはサービスコートへと飛んでいます。
フェデラーは決してボールを目で追っておらず、追うのはこのあとです。

ところが、インパクトのときによくある間違いは、
顔を早く正面(ネット方向)に向けてしまうこと。
厚いグリップ(イースタングリップ)のサービススイングは、
動作する方向と打球の方向が同じとなるため、
ボールを打つときに顔(体)が正面向きになるのが特徴です。
このことを知るために、このうちわが大活躍しました。

皆さん、うちわをグリップエンドに挟み、ていねいに素振り。
自分のスイングを知るのに、このうちわは重宝します。

ちなみに次回公開講座の際は、もう少しアイディアを膨らますことに。

「惜しい!」「ココを見て!」「目を離すな!」

と、台詞を増やすことにしました。
素振りがOK!のときは「出来た!」でよいですが、
もうちょっとのときは「惜しい!」に差し替えることにします。
というわけで、次回をまたお楽しみに。うちわの種類が増えます(笑)。


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