こちらテニマガ編集部、“葡萄杯”翌日のサービス講習会の模様。

※“葡萄杯”とは山梨県高体連が主催する、
  高校生対象の団体戦。試合+トレーニング要素をともなう
  画期的な大会で、全国の多くの高校から支持されている大会。
  詳細は現在、店頭発売中のテニスマガジン11月号に掲載(見てね!)。
  この“葡萄杯”翌日には、大会を主催した山梨県が
  大会の反省を踏まえた強化講習会を実施。
  その講師に堀内昌一監督(亜大テニス部)が招聘され、
  みっちりサービス練習を行った。

※ここからは講習会の経過をかいつまんでご紹介。

「正しい体の使い方ができれば、ラケットを持ってもうまくいく。
 ところが正しく体が使えていないのにラケットを持つと、
 間違った技術を固めるだけ。
 だからラケットは置いて、体の使い方を覚えよう!」と堀内監督。


↓下半身を固定すると、自分の体がどうやって動いているかよくわかると、
 この体勢からボール投げ。

↓練習前と練習後に、どれくらい体の使い方がよくなったか知る目安として、
 ベースラインからボールを投げて、どこまで飛んだか、
 パートナーにマークしてもらう(写真は落下地点に立っているところ)。
 これがあとで驚くべき結果となるのだが、
 練習後にもう一度、測定すると、なんと全員が飛距離を伸ばすことに!
 特に女の子はすごい変化だった。

↓この講習会はみんなで勉強する機会でもある。
 どちらが遠くへ飛ばせる体勢かを話し合っていくと、
 正しい動きがだんだんわかってくるのだ。
 右の選手は正面向き、左の選手は横向きからボールを投げた。
 さて、どちらの方が体のひねり戻しを使って
 ボールを遠くへ飛ばせる体勢かがポイントだ。

↓この男の子と女の子のフォームは何が違うかも話し合った。

↓見ながら研究。

↓自分で確認できないこともいっぱいあるから
 仲間とお互いにチェックして、教え合うこともうまくなる秘訣。

↓2人1組でキャッチボールしながら練習。
 パートナーとお互いにフォームをチェックし合うことが大切だ。
 ちなみに、投球練習をおよそ2時間やった頃、
 もう一度、最初に行った、ベースラインからの遠投を行ったところ、
 みんながみんな飛距離を伸ばしてびっくり!
 特に女の子は、ネットを越えられなかった子もいたが全員越えるようになり
 大喜び!

↓この辺りでラケットを短く持って、サービス練習へ移行。

↓ここで大事になってくるのが、グリップ。
 多くがイースタンフォアハンドをコンチネンタルグリップだと
 思い込んでいたことがここで発覚した(上)。
 コンチネンタルグリップは下の写真。 

↓いよいよコンチネンタルグリップで握ってサービスマスター。
 ここで堀内監督考案のうちわが登場。
 詳しいやり方はこちらへどうぞ。

 
 正しい体の使い方ができていれば
 うちわの表と裏に書いてある文字が読める。

↓ここまで練習した正しい体の使い方(体の回転運動)を
 どうやってサービスにつなげるか。
 ポイントは動作方向にある。
 この写真が正しいサービスフォーム。
 これまでの練習で、投球動作は正面のパートナーに向かって行ったが、
 サービス動作では正面ではなく、右斜め上方向に動作を行う。
 トスを上げる方向、打点をチェックしよう。すべて横での動作だ。 

↓こちら間違いフォーム。
 投球動作と同じように、正面を向いた動作を行ってしまうと
 トスを上げる方向、打点ともに上の写真とまるで違うものに。
 すべて正面向きの動作となり、体が開いてしまう。

↓みんな真剣な表情でもくもくとサービス練習。
 練習前と練習後では、明らかに違いが見てとれ、
 みんな自分自身にびっくりしていた。
 さあ、これを身につける…練習は継続あるのみ!

(編集部)

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