こちらメルボルン、テニマガ編集部 DAY13
こちらメルボルンは女子決戦の日を迎えました。
本日はオーストラリアン・デイ(建国記念日)です。お祭りです。
スタジアムへ通うトラム(交通手段)は、
この日は街中で行われる式典のため、途中で降ろされるはめになりました。
上空ではお祝いのためなんですが、戦闘機が轟音を立てて飛び回り、
うるさいのなんの…我々にはあまりありがたくありませんでした。
一方、ロッドレバーアリーナでは“シャラポワ祭り“となりました。
やはり、あの勢いは最終日も、誰も止めることは出来ませんでした。
人一倍負けず嫌いのイバノビッチを寄せ付けずストレート勝ちでした。
●やはり、この人が女王に!●
表彰式では天井から撮影するフォトグラファーに気づいてニッコリ。
いやぁ今さら言うまでもなく美しぃ~です。輝いています。
シャラポワ、初優勝おめでとう!
試合中のこの表情と、上の人が同じとは思えません(笑)。
この顔でひゃ~なんて言いながら打たれたらビビリます。普通の人は。
優勝の瞬間。そうです、かぶりました(重なりました)ネットに(泣)。
フォトグラファーもある意味戦いなんです。
自分がフォトグラファー席でどこに座って撮影するか
そこがよいのか悪いのか、終わってみるまでわかりません。
試合がどんな幕切れで終わるのかは誰にもわからないからです。
こういった写真の中から編集部が何を選び、どうアレンジし、
ライターがこのドラマをどう綴るのか、
この大会レポートは2月21日(木)、テニスマガジン4月号に掲載されます。
ぜひ見てくださいね!
ところで、わたしの言い分は…
イバノビッチが最後のショットを右ではなくて左に外してくれたら
バッチリ見えたのに…なんて、言っても始まりませんね。
ネットの向こうでうずくまるマリア様。
ピントを合わせるのに必死でしたが、あとでパソコンで見てみたら、
しっかりと背中で喜びを語ってくれていました。
●敗れても近い将来必ず…●
イバノビッチにとっても初タイトルがかかっていました。
表彰式のスピーチで
こみあげる涙を拭いながら言葉に詰まるイバノビッチ。
満員のスタジアムからねぎらいの歓声が沸き起こりました。
今にも踊り出したいような気持ちってこういうこと?
素直な気持ちそのままでしょう。
この日の締めくくり、フォトセッションのひとコマ。
開場近くのきれいなロケーションに
優勝選手は呼ばれ撮影をさせてくれるのです。
大型バス2台でフォトグラファーが連れて行かれた場所は
暮れなずむヤラ川のほとりでした。
夏の休日を川原でゆっくり過ごす人たちの中に、
突然、大勢のカメラを2台も3台も
肩やら首やらからぶら下げた大男たちがゾロゾロ現れ、
そこにいた人たちはなんだなんだと騒然となりました。
そしてほどなく、ドレスアップしたシャワポワが船に乗り優雅に登場。
まるで神の降臨!にヤンヤの拍手となりました。
シャラポワはやさしく手を振りながら
メルボルンの美しい町並みをバックに
ゆっくり消えて行かれました。
めでたし、めでたし。
では、最終日に!
(写真部・タカノ)
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