ロラン・ギャロス DAY8 ナダル敗れる。歴史の1ページとなった一日

昨日の帰りと今日の行きのメトロでえらい目に遭いました。

まず昨日の帰り。
ロラン・ギャロスと最寄り駅がいっしょのパルク・デ・フランス(サッカー場)で、
サッカーのフランス・リーグ最終節パリSG×モナコの試合がありました。
その帰りのお客さんたちとかち合ってしまい、メトロはまさかの超ラッシュに。
いつもは帰りのメトロでのんびり明日の試合のチェックをするんですが、
身動きさえ取れませんでしたね。


で、今日の行き。
いつも乗り換える駅でまさかのメトロ・ストップ。
どうやらその駅だけ工事で使えないらしく、
線自体は動いていたらしいのですが、
焦ってすぐさまタクシー通勤に切り替え。

…が、これがつかまらない。
流しのタクシーなんてほとんどないんだもんなあ。
いやあ、東京は便利だなっと。

…が、来たタクシーがまさかの乗車拒否!
なんだよ、近すぎるからか…。
聞くところによると、近すぎても遠すぎても、
乗車拒否はよくあることだそうです。ちくしょう!

なので、ようやく乗っけてくれたタクシーのおじさんには、
ちょっと多めにチップを払っちゃいました。
メルシー、ムッシュ!

…さて、どうでもいい話から始めましたが、
自分の心を落ち着かせるためです。

今日、男女とも前回チャンピオンが姿を消しました。

あのナダルが敗れたのです。

試合はソダーリングの6-2、6-7、6-4、7-6。
前哨戦のローマでは6-1、6-0とナダルが圧倒していただけに、
誰も予想し得ない衝撃的な結末となりました。

ロラン・ギャロスでの数々の記録、4連覇、史上最長の31連勝、
そして第1セットを失った時点で連続セット獲得も32で止まりました。
何より、ロラン・ギャロスでの初めての敗戦になります。

しかし、この日のソダーリングがビッグ・サプライズを起こすにふさわしいテニスをしたのも事実。
サイズを生かした高い打点のパワフルなフォアだけで30、計61ものウイナーを奪い、
時折見せる鋭角なバックハンドクロスで、前に位置取るナダルの裏を突きました。

「この試合は最大のチャレンジだった。
なんといっても史上最強のクレーコーターが相手だったんだから。
でも、僕はずっとチャンスがあると信じていた」

最大のチャンレジは鮮やかな大成功に終わり、
母国の英雄ボルグの4連覇の記録が破られるのを阻止しました。


ナダルのパフォーマンスは確かにベストではなかったかもしれません。
しかし、
「確かにハードスケジュールだった。
でもこの4年間、ずっと同じようにやってきた。
僕は負けた。それだけだよ」
と本人は語ります。

「とにかく冷静さを欠いて、自分のテニスができなかった。
自分の誕生日(6月3日)をここで祝えないのは初めてだね。
来年はまた祝えるようにしたい」

最強のクレーコーターから最強のオールラウンダーへと変貌を遂げつつあった中での挫折。
次の新たな歩みに注目です。

前女王イバノビッチも苦杯を喫しました。
新鋭アザレンカに6-2、6-3。
「出だしはよかったんだけど、第3ゲームと第4ゲームから
突然バランスがくずれてしまったの」

今シーズン、いまだ優勝のないイバノビッチ。
完全復活の日はいつになるのでしょうか。

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