ロラン・ギャロス DAY10 テニプリとシャラポワ、サフィナの明暗!

今日からベスト8の試合が開始です。
男女シングルスの開始時間は、
これまでの11時スタートから、
14時スタートとちょっと遅くなります。

なので、午前中はテニス・ミュージアムを覗いてきました。

入ってすぐには歴代チャンピオンのポートレートがずらり!

スザンヌ・ランランです。

資料の宝庫といった趣の館内には、こんなものも…。

テニプリ…。
青学テニス部のジャージまで…。
コスプレアイテムじゃん…。

『テニスの王子様』は日本が誇るマンガ&アニメですが、
ちょっと場にそぐわないんじゃ…。

まあ、フランス人はアニメ好きらしいし。
『NARUTO』の劇場版のCMもテレビじゃ頻繁に流れてるし。
よしとしましょう。

で、やっと試合についてですが。
シャラポワが敗れました。

エンジンがかかったのは第1セットを0-6で失ったあとの、
第2セットの0-5から。あまりに遅すぎました。
いまだツアー優勝のない、20歳になったばかりのシブルコワに
ベスト4進出の快挙を許してしまいました。

女子のもう1試合では、
ここまで4試合で5ゲームしか落としていなかった、
トップシードのサフィナが苦しみました。
が、1-6、6-4、6-2で何とか逆転勝利です。

相手はマイアミを含み今シーズン3勝を挙げ、
覚醒した感のあるベラルーシの新星アザレンカ。

サフィナは第1セットをなんと1-6で落とします。
「彼女はゾーンに入っていた」
とサフィナが振り返ったように、
第1セットのアザレンカは切れに切れていました。

ファーストサービスの確率93%、ポイント獲得率も85%では、
サフィナのリターンゲームにチャンスはありません。

また、サフィナは「最後までサービスで苦しんだ」と振り返りましたが、
第1セットのサフィナのファーストサービスの確率は68%と決して低くありません。
ただ、ポイント獲得率はわずかに46%、セカンドではなんと1/7の14%と、
ほとんどをアザレンカに持っていかれてしまいました。
これでは「サービスが悪い」とサフィナが感じたのも仕方ないでしょう。

しかし、第2セットに入ると風向きが変わっていきました。
サフィナのストロークが深く刺さるようになり、
ラリーでようやく主導権を握れるようになりました。

そして4-4からのアザレンカのサービスゲーム。
何とアザレンカは立て続けに4本のエラーを重ね、
ラブゲームで落とします。
「あそこがターニングポイントだった。
やらなきゃいけないことができなかった」
とアザレンカは肩を落としました。

[テニマガ編集部から最新情報]

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