ロラン・ギャロス DAY11 グランドスラマーはロジャーとクズだけに!

男女ともベスト4がでそろいました。
男子は8の時点で誰が勝ってもフレンチ初優勝でしたが、
女子も今日セレーナが負けたことで、
残る4人は全員がフレンチ初優勝になります。

さて、今日のピックアップゲームは(いつからそんなコーナーができたのか知りませんが)、
そのセレーナが負けた一戦です。
相手はクズネツォワ。
シャラポワがドローから消えた今、
このふたりだけがグランドスラム・タイトル保持者。
優勝争いの行方を占う一戦でした。

クズネツォワが、
「オーストラリアン・オープンと同じシナリオだった」
と語るように、
7-5と先手を奪いながら5-7、1-6で逆転負けを喫した、
オーストラリアン・オープンの対戦時と同じ展開になります。
奇しくもそのときの対戦も準々決勝でした。

「え~、入ったでしょう~」(本文とはあんまり関係ありません)

第1セットはタイブレークでなんとかセレーナを振り切ったものの、
第2セットは先手を取りながら(第2ゲームでブレーク)、
第9ゲームから4連続でゲームを落とし5-7。
ファイナルセットにもつれ込みました。

ここからクズネツォワがオーストラリアとの違いを見せ付けます。
「第3セットもプッシュしていくことができた。それが大きな違い。
最後まで積極的に戦えたことを誇りに思う」
と語ったように、光ったのはメンタル面の強さでした。

第6ゲームのブレークバック、第7ゲームの逆転のキープもキーポイントでしたが、
勝負を決めたのは第10~12ゲームの攻防でしょう。

第10ゲームでマッチポイントとなる2度のブレークポイントを逃したものの、
次の第11ゲームでは気落ちすることなく4本の強烈なサービスでセレーナのリターンを崩し、
あっという間にキープに成功しました。

マッチゲームとなった第12ゲームでは、
フォアの逆クロスでセレーナを追い詰め、
勝利を引き寄せました。

え? ロジャー様?
第2セットからは圧倒しましたからね。
速いテンポの展開はモンフィスも望むところだったんでしょうが…。
ちょっと役者が違いました。

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