こちらテニマガ編集部、
今日は杉山愛選手の現役最後の公開練習を取材してきました。

ご覧の通り、たいへんな数の報道陣。

引退試合となる東レPPO(9月27日〜10月3日/有明コロシアム)に向けて、
母・芙沙子コーチとのコンビを約4か月ぶりに復活させ、
約2時間のみっちり充実の練習でした。

動きもよく、「あれ、なぜやめるんだっけ?」と、途中思うほど。
体の使い方にはじまり、ショット、フットワークなどどんどん改善を求め、
納得いくものを求め続けていました。
最後の試合に向けて調整する…なんていう
生ぬるい感じのものではありませんでした。

今までは、目の前の大会の、その向こうにある大会まで見ながら戦ってきたはずです。
それが今、はじめて、次のない大会を戦おうとしています。
その変化を聞いてみたところ、返ってきた言葉がこれです。

「終わりがないです、テニスは。
 いつまでもいつまでも上を目指せるというか
 いつも課題が見つかって、終わりのない挑戦。
 でも、今は自分で終わりを決めなくちゃいけない。
 
 それでも、ここにきても、
 さらによくなるようにどうしたらいいか、フォームまでも
 こうした方がいいボールが打てるんじゃないかと思います。
 
 最後まで探して…、追求して、探求できる、
 この状況がありがたいというか、
 ここで終わりでも、探求し続けていける今の状態が
 スポーツのすばらしさ、
 テニスのすばらしさだと思います」

ああ、いい言葉ですね〜

最後の大会まであと10日程。
読者のみなさん、最後のそのときは有明コロシアムを超満員にして
杉山選手にエールを贈りましょうね。

(編集部)

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