フォニーニがUSオープンでの重大な違反行為で有罪判決 [グランドスラム委員会]

 ファビオ・フォニーニ(イタリア)が、USオープンで主審を侮辱したかどで、執行猶予付きではあるが2つのグランドスラム大会で出場禁止という処罰を科せられた。

 グランドスラム委員会は、2019年末までにふたたび深刻な違反を犯した場合、フォニーニは2つのグランドスラム大会で出場停止ーーそのうちひとつは全米オープンーーとなるだろう、と発表した。

 同委員会は、フォニーニはテニスの高潔さに反する悪質な態度と行為により深刻な違反を犯した、との判決を下した。

今週は「上海ロレックス・マスターズ」でプレーするファビオ・フォニーニ(イタリア)。3回戦に進み、第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)と対戦予定
SHANGHAI, CHINA - OCTOBER 10: Fabio Fognini of Italy serves during the Men's singles mach against Lucas Pouille of France on day 3 of Shanghai Rolex Masters at Qi Zhong Tennis Centre on October 10, 2017 in Shanghai, China. (Photo by Yifan Ding/Getty Images)

 また、フォニーニに9万6000ドルの罰金も科した。もし彼が来たる2年を通し、よい振る舞いを続ければ、この罰金は4万8000ドルに減額されることになる。これは、ステファノ・トラバグリア(イタリア)に敗れたUSオープン1回戦でのスポーツマンらしからぬ行為ゆえ、彼が先月すでに支払った2万4000ドルの罰金に追加されるものだ。

 同委員会は、フォニーニがこの処罰を受け入れ、決断に対し上訴するつもりはないこと、また自らの誤った行為を認めた上で、深い悔恨の気持ちを述べたことも言い添えた。

 気性の激しい選手として知られるフォニーニは、2014年ウインブルドンの際にも、勝利に終わった1回戦での感情の激発ゆえに、2万7500ドルの罰金を科せられていた。(C)AP(テニスマガジン)

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