パブリウチェンコワとガブリロワが決勝で対決 [香港テニス・オープン]
「香港テニス・オープン」(WTAインターナショナル/中国・香港/10月9~15日/賞金総額50万ドル/ハードコート)シングルス準決勝で、風の強いコンディションの中、第6シードのアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)がワン・チャン(中国)を6-3 6-4で倒し、決勝に進出した。
世界21位のパブリウチェンコワは、ワンを倒すのにわずか1時間と14分しか必要としなかった。ワンはこの週を通し、ずっと体調不良に苦しめられていた。
「風が本当に強かったから、本当に難しかったわ。サーブするのが容易ではなかった」とパブリウチェンコワは試合を振り返った。「でも、自分がプレッシャーと天候に何とかうまく対処できたことを、本当にうれしく思う」。
今年3番目のWTAタイトルを狙っているパブリウチェンコワは、決勝で第7シードのダリア・ガブリロワ(オーストラリア)と対戦する。
23歳のガブリロワは、もうひとつの準決勝でジェニファー・ブレイディ(アメリカ)を6-0 7-5で下した。彼女はミスを抑え、強烈なフォアのウィナーをダウン・ザ・ラインに何度も叩き込んだ。
第1セットでナーバスになっていた様子のブレイディは、第2セットに入ると落ち着きとズムを取り戻した。第2セットで初めてサービスゲームをキープすることに成功したブレイディは、よりよいテンポでスピードあるボールを打ち始め、ブレークバックして4-4に追いついた。
しかし、ガブリロワもひるまず、素晴らしいドロップショットで試合を締めくくった。
「(決勝では)ただコートに出ていって楽しむだけにするつもりはないわ」とガブリロワはコメントした。「私はコートに出ていって全力で戦い、私にとって2つめのタイトルを勝ち獲るよう努めるつもりよ」。
今大会に第1シードで出場していたエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)は、先週のチャイナ・オープンで脚をケガしていたため、2回戦を前に棄権していた。(C)AP(テニスマガジン)
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