シャラポワがリバリコバに敗れ、初戦で姿消す [クレムリン・カップ]

 ロシア・モスクワで開催されている「クレムリン・カップ」(WTAプレミア/10月16~22日/賞金総額79万0208ドル/室内ハードコート)の女子シングルス1回戦で、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したマリア・シャラポワ(ロシア)が、第8シードのマグダレナ・リバリコバ(スロバキア)に敗れ、2週連続でのタイトル獲得の試みを早くも終えることになった。

初戦敗退のシャラポワ
MOSCOW, RUSSIA - OCTOBER 17: Russian tennis player Maria Sharapova (R) holds a press conference after the Women's Singles Tennis First Round match within the International Tennis Tournament VTB Kremlin Cup 2017 at the Olympic Stadium in Moscow, Russia on October 17, 2017. (Photo by Sefa Karacan/Anadolu Agency/Getty Images)

 日曜日に天津オープンで優勝したあと、ここ7日で5試合目をプレーしたシャラポワは6-7(3) 4-6で敗れた。シャラポワは通常のパワフルなテニスで勝負に出たが、この日はショットに正確さを欠き、いくつかの重要なポイントで大振りのミスをおかした。

「正直に言って、特に(天津で)5日間に5試合をプレーしたあと、フィジカル的には問題ないと感じていた。それは大きな驚きだったわ」とシャラポワは言った。「でも、もしかしたら、やるべきだったほどしっかり準備ができていなかったのかもしれない。たぶん、もし大会がモスクワでのものでなかったら私はプレーしていなかったかもしれない」。

 シャラポワは出だしからサービスゲームでプレッシャー下に置かれ、ついにブレークされて5-6とされる前に、6度ブレークポイントをセーブしなければならなかった。彼女はリバリコバの次のサービスを破ってこれに応えたが、タイブレーク3-4からダブルフォールトをおかし、リバリコバにセットを締めくくるための勢いを与えてしまった。

 リバリコバは2度ブレークポイントをしのいだ末に5-4としたあと、次のゲームでシャラポワのサービスをブレークし、試合に終止符を打った。リバリコバは2回戦でアリゼ・コルネ(フランス)と対戦する。

 薬物使用による15ヵ月の出場停止から戻ってから半年が過ぎた今、シャラポワはまだ、元いたあたりまでランキングを上げようと努めているところで、現在は57位となっている。ここ10年で初となるモスクワ出場に、試合が火曜日の午後に行われたにも関わらず、会場には多数の熱狂的観客が詰めかけた。

 また同日、もうひとりの地元選手でタイトル候補の一角だった第5シードのアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)が、同胞のダリア・カサキナ(ロシア)に6-7(2) 1-6で敗れた。

 一方、昨年の準優勝者で、ロシアに源を持つダリア・ガブリロワ(オーストラリア)がクリスティーナ・プリスコバ(チェコ)を6-4 6-7(5) 6-1で倒し、2回戦に駒を進めた。

 第7シードのユリア・ゲルゲス(ドイツ)は予選を勝ち上がったポリーナ・モノワ(ロシア)を6-0 6-3で下した。彼女は2回戦でユリア・プティンセバ(カザフスタン)と対戦する。(C)AP(テニスマガジン)

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