バンダウェイ、セバストワ、バーティが準決勝へ [WTAエリート・トロフィー珠海]

 中国・珠海で開催されている「WTAエリート・トロフィー珠海」(10月31日〜11月5日/賞金総額228万935ドル/ハードコート)で、第2シードのココ・バンダウェイ(アメリカ)、第5シードのアナスタシア・セバストワ(ラトビア)、第9シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)が準決勝進出を決めた。
 
 ブーゲンビリア・グループに属するバンダウェイ(アメリカ)は11本のサービスエースを刻み、直面した4つのブレークポイントのすべてをしのいで第6シードのエレナ・べスニナ(ロシア)を6-3 6-2で下した。ベスニナは背中の故障のため、試合中に治療を受けた。
 
「明らかに故障に苦しんでいる相手に対してプレーすること自体が、やりにくいことよ。そういうときは自分の気持ちをコントロールして、集中力をキープするように努める必要があるけれど、それは間違いなく難しいこと」とバンダウェイは言った。
 
 21歳とドローの中でもっとも若いバーティは、元ナンバーワンで第8シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)を6-4 6-3で下した。バーティは、ローズ・グループで第4シードのアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)も倒している。
 
「これまで、(ケルバーとパブリウチェンコワの)ふたりに一度も勝ったことはなかったから、私にとっては厳しいグループだったわ」とバーティは言った。

「今週、ある意味でその雪辱を果たすことができてうれしい。週を通してサービスの調子が素晴らしく、サービスゲームで自分を有利な立場に置くことができていると感じていた。サービスをいい形でキープし、そこからより突破口を開いてセットで早めのブレークを果たすため、リターンのときには超アグレッシブに打っていく、というふうにしていたわ」
 
 セバストワは、カメリア・グループで第11シードのバーボラ・ストリコバ(チェコ)を6-3 6-4で下し、やはり準決勝進出を決めた。

グループで2勝目を挙げ、準決勝に進んだセバストワ
ZHUHAI, CHINA - NOVEMBER 02: Anastasija Sevastova of Latvia hits a return during the singles Round Robin match of the WTA Elite Trophy Zhuhai 2017 against Barbora Strycova of Czech Republic at Hengqin Tennis Center on November 02, 2017 in Zhuhai, China. (Photo by Power Sport Images/Getty Images)

 
 この大会には、シンガポールでのWTAファイナルズの出場権を逃したツアーのトップ選手が出場している。12人の選手たちは1グループ各3人が4グループに分かれて総当たり戦を行い、各グループの勝者が準決勝に進出する形式になっている。(C)AP(テニスマガジン)

ラウンドロビン・グループ成績  [ ]はシード順位

アザレア・グループ

クリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)[1]、ユリア・ゲルゲス(ドイツ)[7]、マグダレナ・リバリコバ(スロバキア)[10]

○ゲルゲス 6-1 7-6(5) ●リバリコバ
○リバリコバ 7-5 1-6 7-6(5) ●ムラデノビッチ

ブーゲンビリア・グループ

ココ・バンダウェイ(アメリカ)[2]、エレナ・ベスニナ(ロシア)[6]、ペン・シューアイ(中国)[12]

○バンダウェイ 3-6 6-3 6-2 ●ペン
○バンダウェイ 6-3 6-2 ●ベスニナ

カメリア・グループ

スローン・スティーブンス(アメリカ)[3]、アナスタシア・セバストワ(ラトビア)[5]、バーボラ・ストリコバ(チェコ)[11]

○セバストワ 7-5 6-3 ●スティーブンス
○セバストワ 6-3 6-4 ●ストリコバ

ローズ・グループ

アナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)[4]、アンジェリック・ケルバー(ドイツ)[8]、アシュリー・バーティ(オーストラリア)[9]

○パブリウチェンコワ 6-3 3-6 6-2 ●ケルバー
○バーティ 6-4 6-1 ●パブリウチェンコワ
○バーティ 6-3 6-4 ●ケルバー

 
 

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