今季から創設された21歳以下のトップ8対決「Next Gen ATPファイナルズ」(イタリア・ミラノ/11月7〜11日)が、7日に幕を切って落とし、ラウンドロビン(2グループに分かれての総当たり戦)の第1戦で、試合が進むにつれてリズムをつかんだダニール・メドベデフ(ロシア)がカレン・カチャノフ(ロシア)に2-4 4-3(6) 4-3(3) 4-2で逆転勝ちした。

画像: オープニングマッチに勝利したメドベデフ MILAN, ITALY - NOVEMBER 07: Daniil Medvedev of Russia returns a forehand in his match against Karen Khachanov of Russia during Day 1 of the Next Gen ATP Finals on November 7, 2017 in Milan, Italy. (Photo by Emilio Andreoli/Getty Images)

オープニングマッチに勝利したメドベデフ
MILAN, ITALY - NOVEMBER 07: Daniil Medvedev of Russia returns a forehand in his match against Karen Khachanov of Russia during Day 1 of the Next Gen ATP Finals on November 7, 2017 in Milan, Italy. (Photo by Emilio Andreoli/Getty Images)

 第1セットでは、安定したストローク、時おり見せるネットプレーで効率よくポイントを取ったカチャノフが圧倒したが、第2セットに入るとメドベデフがリズムをつかみ、ミスを減らし始める。結局、このセットはタイブレーク8-6という競り合いの末、メドベデフの手に落ちた。

 第3セットからは明らかにメドベデフのディフェンス力と精神的粘りがアップし、それに従ってカチャノフのミスが早くなる。カチャノフも時折、思い切って打ち込むウィナーで会場を沸かせたが、ミスが増え、いいプレーは断続的に。結局第3セットもタイブレークで取ったメドベデフが、そのままの勢いに乗り、第4セットでも押しきった。

 今大会は、4ゲーム先取の5セット、ポイント間の時間を知らせるショットクロック、ラインコールのテクノロジー化、デュースやレットの廃止など様々なやり方のテストの場ともなっている。40-30、40-40など、あと1ポイントでゲームとなるポイントの前には効果音が鳴るなど、従来の試合とは違った演出も見られた。

 試合後、ここで試されている新システムについて聞かれたカチャノフは、「4ゲームは短すぎる。3-3からタイブレークではなく、せめて4-4までやってタイブレークのほうがいいと思うね。そうすればブレークバックのチャンスが生まれる。それからレットがないのも難しいが、今日はレットがなかったから何も言えない。ショットクロックはよかったと思う。アドバンテージがないのはタフだが、ブレークするのはより簡単になる」と答えた。

 一方、メドベデフは「試合の終わりに足がつり始めたから、4ゲームでよかったよ」と半ジョークから始め、「違う形式でプレーするこの試みは、楽しいよ。新しくて新鮮な感じがする。特にシーズン末には疲れているから、これらのルールでプレーするのは素敵なことだ」と、実質的良し悪しより、気分転換になった点を強調した。

 線審がおらず、人工音声でコールされることについても、メドベデフは「なかなかいいと思う。ミスはおかさないわけだからね」としたが、「唯一好きじゃなかったのは、ポイント中にも観客が出入りできる点かな。試合に集中するのが難しかった」とも言い添えた。

ラウンドロビン・グループ

グループA

アンドレイ・ルブレフ(ロシア)[1]、デニス・シャポバロフ(カナダ)[3]、チョン・ヒョン(韓国)[6]、ジャンルイジ・クインツィ(イタリア)[WC]

グループB

カレン・カチャノフ(ロシア)[2]、ボルナ・チョリッチ(クロアチア)[4]、ジャレッド・ドナルドソン(アメリカ)[5]、ダニール・メドベデフ(ロシア)[7]

○メドベデフ 2-4 4-3(6) 4-3(3) 4-2 ●カチャノフ
○チョリッチ 4-3(2) 4-1 4-3(5) ●ドナルドソン

Race to Milan ランキング(10月30日付)

Race to Milan(ATPランキング)選手名(国名)年齢|2017年の主な戦績ほか

1位(4位) アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)20歳 |ATPファイナルズ出場(今大会欠場)

2位(35位)アンドレイ・ルブレフ(ロシア)20歳|ウマグ(ATP250)優勝

3位(44位)カレン・カチャノフ(ロシア)21歳|ハレ(ATP500)ベスト4のほか、4大会でベスト8

4位(49位)デニス・シャポバロフ(カナダ)18歳|モントリオール(ATP1000)ベスト4

5位(51位)ボルナ・チョリッチ(クロアチア)20歳|マラケッシュ(ATP250)優勝

6位(54位)ジャレッド・ドナルドソン(アメリカ)21歳|シンシナティ(ATP1000)ベスト8

7位(54位)チョン・ヒョン(韓国)21歳|ミュンヘン(ATP250)ベスト4、バルセロナ(ATP500)ベスト8

8位(63位)ダニール・メドベデフ(ロシア)21歳|チェンナイ(ATP250)準優勝のほか、7大会ベスト8以上

56位(294位)ジャンルイジ・クインツィ(イタリア)21歳|2013年ウインブルドン・ジュニア優勝

This article is a sponsored article by
''.