フランス・リールでデビスカップ決勝(11月24~26日/室内ハードコート)が始まり、初日は両国エースの勝利で1勝1敗となった。

 ダビド・ゴファン(ベルギー)とジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)は今、おのおの絶好調だ。ふたりはそれぞれのシングルスで圧倒的勝利を収めて、託された任務に見合う能力を持つところを見せた。

 対戦は、ベルギーとの国境にほど近い、北フランスのリールで行われた。まずはゴファンがルカ・プイユ(フランス)に対し、上級の攻撃的テニスで7-5 6-3 6-1の勝利を収めたあと、ツォンガは76位のスティーブ・ダルシー(ベルギー)を6-3 6-2 6-1で簡単に退けた。

 ツォンガとゴファンは土曜日のダブルスのあと、勝負を決するものとなりかねない日曜日のシングルスで、直接対決することになる。

「どちらが己の戦術を相手に課すことができるか、見てみよう」とフランスの監督を務めるヤニック・ノアは言った。

 ツォンガは第1セットの序盤に何度かブレークチャンスをつかみながら逃していたが、第8ゲームで訪れた4度目のブレークポイントで深い攻撃的フォアハンドを決め、5-3とリードすることに成功する。彼はそこから5ゲームを連取し、コードに当たって落ちウィナーとなったドロップショットによって、第2セット最後の自分のサービスゲームをラブゲームで締めくくった。

 ツォンガは第3セットでも、安定性のある何本かの見事なボレーを交えるなど輝かしいプレーを続けた。

「僕の目標は、僕のチームをタイの状態に戻すことだった」とツォンガは言った。「そのための手段や過程は、どうでもよかった。今、僕は、勝負を決める日曜日の戦いを楽しみにしている」。

 この試合に先立ち、ゴファンは、1度も相手にブレークポイントを与えないまま、21本のウイナーと12本のサービスエースによって、プイユに対する3連敗に終止符を打った。彼は試合を通し、常にプレーの主導権をその手に握り続けた。

 ラファエル・ナダル(スペイン)とロジャー・フェデラー(スイス)を破った末に準優勝した先週のATPファイナルズのあとだけに、今、ゴファンの自信のレベルは非常に高い。

「彼(ゴファン)がこのレベルでプレーするのを見たことは、稀にしかない」とプイユは言った。「僕が時速220kmのサービスを打ったときでさえ、彼はボールをラインから30cmのところにリターンしてきた。彼は今、彼の人生最高のテニスをプレーしている」。

 過去に9度優勝し、2002年、2010年、2014年と、これに先立つ3度の決勝で敗れているフランスは、1991年以来のホームでのタイトルを勝ち獲らなければならない、という膨大なプレッシャーの下に置かれている。

 ここ3年で2度目の決勝進出を果たしたベルギーは、初のデビスカップ・タイトルを狙っている。

 ゴファンは「僕はサラダボウルを押して、ちょっとだけボーダーラインに近づけた」と、デビスカップのことを揶揄して言った。「ほんのちょっとだけね。なぜってカップはすごく重いから」。

 この初戦に先立ち、補欠選手のジュリアン・べネト―(フランス)は、チームメイトたちがコートに入っていくのを見ながら観客席ですすり泣いた。べネト―は、ノア監督によってやはり直前にチームから外された二コラ・マウ(フランス)に慰められていた。

 フランスのノア監督は、べネト―が泣いていることには気づいた、と言った。

「そして、迅速にそのことを忘れようとした」とノアは詳しい説明をすることなく言っている。

 一緒に2度、ATP大会のダブルス・タイトルを獲ったマウとベネト―は、土曜にダブルスをプレーするものと思われていたが、ノアは、ルベン・ビーママンズ/ヨリス・デ ルール(ベルギー)と対戦するダブルス要員に、初めて組むことになるリシャール・ガスケ/ピエール ユーグ・エルベール(フランス)のペアを選び、周囲を驚かせていた。

 監督は試合の1時間前まで、ラインナップを代えることができる。ゴファンは、自分がダブルスでもプレーすることはあり得る、とほのめかした。

 自分の意向について尋ねられたノア監督は、エルベールとガスケのままにするか、ほかのペアを送りだすか、まだ決めていないと言った。

 プイユに対する試合中、ゴファンは左膝にテーピングをしていたが、それでも彼の動きはよく、問題があるようには見えなかった。

 プイユは、競った第1セットを落とした失望から回復することができず、ゴファンは快活なベルギーのサポーターの前で、様々なショットのオンパレードによって見る者を感嘆させた。彼は深いグラウンドストロークでラリーの主導権を握り、非常にいいリターンを見せたほか、アプローチショットを放ってネットにも出た。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はパリ・マスターズでのジョーウィルフリード・ツォンガ
PARIS, FRANCE - NOVEMBER 01: Jo-Wilfried Tsonga of France reacts to a missed shot as he plays his match against Julien Benneteau of France during Day 3 of the Rolex Paris Masters held at the AccorHotels Arena on November 1, 2017 in Paris, France. (Photo by Dean Mouhtaropoulos/Getty Images)

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