「やすおの世界テニス紀行」〜ありがとう〜

こんにちは!
12月に入りましたね!
スペインはかなり寒いです(~_~;)
今年も、もうあと1ヶ月ですね。
時間を大切に、濃いものにしていきたいと思います。

この間、日本でコーチをしていた、ジュニアの福徳里彩が御家族でバルセロナに来てくれました!
大学が決まったということで、家族旅行の場としてバルセロナを選んでくれたのです。それを聞いた時は嬉しくて、「あぁ、出会えてよかったな」と心から思いました。

里彩とはちょうど去年の同じ時期に出会いました。「ITFジュニアで勝ちたい」と話をしてくれたことを憶えています。そこから、いっしょにいろんなところへ遠征に行きました。決して楽しい遠征ではなかったと思います。きついことも要求しました。でも里彩は最後までトライし続けてくれました。

あれからもう一年が経ったんだと思うと、時の流れの早さを感じます。僕自身も里彩からたくさんのことを教えてもらいました。いつも選手や子ども達が新しいことに気づかせてくれます。与えているようで、与えられているんです。「教える、教わる」ではなく、「共に歩む」ということが大切なことだと知りました。

「もう少し早ければ、、、」の言葉は、コーチにとって最高の褒め言葉だと思っています。そう思ってもらえるほど、濃い時間を共に過ごせた証だと思うからです。時間は有限です。次のステップへ進んでいかなければいけません。でも、それは新たな出会いの始まりでもあります。いっしょに過ごした一年が彼女にとって少しでも何かのきっかけになってくれれば嬉しい限りです。

「ありがとう」

よく使う言葉ですが、今回ほど言われて嬉しかったことはありません。この言葉の素晴らしさに気づくことができたのも、自分がコーチという立場になってからです。誰かに求められることが、こんなにも嬉しいことなんだと知ることができました。

僕は里彩のことを心から誇りに思っています。こちらこそありがとう。

福徳里彩(狛江インドアATP)紹介

ITF Jr. ランキング348位(最高位)
※2018年度からアメリカの大学に進学予定です。

〈主な戦績〉
・世界スーパージュニア2017(GA)出場
・2017 Tecnifibre Tennis Central Championships(G4)シングルス準優勝、ダブルス優勝
・全日本ジュニア選手権大会2017 シングルス出場

本場のレッドクレーでいっしょに練習しました。スライドする技術や、ショットの質の違いに悪戦苦闘していましたが、それも経験です!

まさかバルセロナで一緒に食事ができる日が来るとは思いませんでした! ちなみに写っている食事は生ハムとスペインの伝統的なパン

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