オーストラリア・ブリスベンで開催されている「ブリスベン国際」(ATP250/12月31日~1月7日/賞金総額52万8910ドル/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、18歳のアレックス・デミノー(オーストラリア)が元優勝者で第4シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)をストレートで破る番狂わせを起こした。

 2016年大会で優勝し、同年ウインブルドン決勝に進出したラオニッチは、通常はパワフルな持ち前のサービスでリズムをつかむことができずに苦労し、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場権を得たデミノーに4-6 4-6で敗れた。

 元ウインブルドン・ジュニア準優勝者のデミノーは、容赦ないリターンでラオニッチにプレッシャーをかけ、わずか一度しかアンフォーストエラーをおかさず、一度しか自分のサービスゲームを落とさなかった。彼がその唯一ブレークを許したのは、キャリア最大の勝利を目前にし、第2セット5-2から自分のサービスに入ったときだった。

 この勝利でデミノーは準々決勝に進出。彼はそこで予選勝者の19歳、マイケル・モー(アメリカ)と対戦する。モーは、第8シードのミーシャ・ズベレフ(ドイツ)を6-2 5-7 6-4で倒して勝ち上がった。

「いま起こったことを信じるには、少し時間が必要だ」と試合直後、デミノーは言った。

 昨年のUSオープン出場をも阻んだ故障からの回復に時間をかけたラオニッチにとって、これは昨年10月以来の試合だった。その休止期間のせいで、彼のランキングは24位にまで落ちた。つまり2016年にキャリア最高ランキングから21段落ちたことになる。

「すごくがっかりだ。よりいいサービスができたはずだったし、もっといい動きができたはずだった。もう少しうまくネットに出ることができてしかるべきだった」とラオニッチは言った。

「僕は、ある意味で彼にとってやりやすいタイプのプレーをしてしまった。僕は彼をコンフォートゾーンから引きずり出すための試みを十分なだけやっていなかったんだ。ときどき、数ポイントでしかできていなかったように思う。僕はまた安定性を欠いており、その代償を払わせられることになった」。

 ラオニッチは、第2セットの最初の2ゲームでダブル・ブレークポイントをしのいだが、結局、第5ゲームでブレークされてしまった。そのゲームでデミノーはセカンドサービスの判定にチャレンジし、結局判定が覆ったために、ダブルフォールトとなってそのポイントを獲得。それからバックハンドでの目覚ましいリターンで続く2ポイントを取ってブレークに成功した。

 デミノーは、第7ゲームでふたたびブレークを果たし、第8ゲームで試合を終わらせるチャンスを逃したあと、それでも落ち着きを保って勝負にけりをつけた。

 テニス界最高のサーバーのひとりをどうやって崩したのか、と聞かれたデミノーは、戦略云々のおかげではなかった、と言った。

「僕はただ、推測し、予測していただけなんだ。嘘じゃないよ」と彼は言った。「僕はリターンのポジションを少し変え、ちょっとばかり彼を戸惑わせようと努めた。今日、彼のサービスの調子はあまりよくなかったのではないかと思うが、そのことが大いに助けになったよ。この勝利を本当に誇りに思う」。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はラオニッチを破ったデミノー
Photo: BRISBANE, AUSTRALIA - JANUARY 03: Alex De Minaur of Australia celebrates winning his match against Milos Raonic of Canada during day four of the 2018 Brisbane International at Pat Rafter Arena on January 3, 2018 in Brisbane, Australia. (Photo by Chris Hyde/Getty Images)

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