杉田祐一がフォニーニとのエース対決に敗れ、イタリアのベスト8進出が決定 [デ杯日本対イタリア]

 男子テニスの国別対抗戦、デビスカップ・ワールドグループ1回戦「日本対イタリア」(2月2~4日/岩手県・盛岡タカヤアリーナ/室内ハードコート)の最終日、第4試合のエース対決で日本の杉田祐一(三菱電機:単41位)はイタリアのファビオ・フォニーニ(単22位)に6-3 1-6 6-3 6-7(6) 5-7で敗れ、イタリアのベスト8進出が決まった。試合時間は4時間8分。

 両者は今回が初対戦。フォニーニは、前週終了したオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)で16強入りを果たしていた。

 この結果で杉田は、デ杯のシングルスでの戦績を8勝5敗とした。昨年は9月にブラジルとのプレーオフにエースとして出場し、2勝を挙げていた。2007年に初の日本代表入りを果たした杉田は、今回が14回目のデ杯出場だった。

 初日に行われたシングルスは、第1試合でダニエル太郎(エイブル:単100位)がフォニーニ(単22位)に4-6 6-3 6-4 3-6 2-6で敗れ、第2試合で杉田祐一(三菱電機:単41位)がアンドレアス・セッピ(単78位)を4-6 6-2 6-4 4-6 7-6(1)で下して1勝1敗。前日に行われたダブルスでは、イタリアのシモーネ・ボレッリ(複168位)/フォニーニ(複87位)が日本のマクラクラン勉(複36位)/内山靖崇(北日本物産:複122位)を7-5 6-7(4) 7-6(3) 7-5で破り、イタリアが2勝1敗で王手をかけていた。

 デ杯は男子テニスの国別対抗戦で、会場はホーム&アウェー方式となっている。日本は世界の上位16ヵ国が争うワールドグループに属しており、昨年のワールドグループ1回戦(2月3~5日/東京・有明コロシアム/室内ハードコート)で過去9度の優勝を誇るフランスに1勝4敗で敗れ、ブラジルとのプレーオフ(9月15~17日/大阪・靭テニスセンター/ハードコート)に3勝1敗で勝利してワールドグループ残留を決めていた。

 一方、イタリアはワールドグループ1回戦で前年優勝国のアルゼンチンを3勝2敗で破り、準々決勝でベルギーに2勝3敗で敗れていた。

 日本とイタリアは過去に1930年と1932年に2度対戦があり、いずれもイタリアが勝利をおさめていた。

 イタリアは準々決勝で、前年優勝国で第1シードのフランスとオランダの勝者と対戦する。

※文中の世界ランクは1月29日付

ワールドグループ1回戦 日本 1-3 イタリア

第1日|2月2日(金)

シングルス第1試合 ●ダニエル太郎(エイブル:単100位)4-6 6-3 6-4 3-6 2-6 ○ファビオ・フォニーニ(単22位)

シングルス第2試合 ○杉田祐一(三菱電機:単41位)4-6 6-2 6-4 4-6 7-6(1) ●アンドレアス・セッピ(単78位)

第2日|2月3日(土)

ダブルス ●マクラクラン勉(複36位)/内山靖崇(北日本物産:複122位)5-7 7-6(4) 6-7(3) 5-7 ○シモーネ・ボレッリ(複168位)/ファビオ・フォニーニ(複87位)

第3日|2月4日(日)

シングルス第1試合 ●杉田祐一(三菱電機:単41位)6-3 1-6 6-3 6-7(6) 5-7 ○ファビオ・フォニーニ(単22位)

シングルス第2試合 ダニエル太郎(エイブル:単100位)打切 アンドレアス・セッピ(単78位)

※写真は日本のエースとして戦った杉田祐一(三菱電機)
撮影◎井出秀人/テニスマガジン

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