フェデラーが、アガシの記録更新まであと一歩 [ABN AMRO ワールド・テニス]

 オランダ・ロッテルダムで開催されている「ABN AMRO ワールド・テニス」(ATP500/2月12~18日/賞金総額199万6245ドル/室内ハードコート)のシングルス準々決勝に歩を進めたロジャー・フェデラー(スイス)は、世界1位の座に就いた最年長男子プレーヤーとなる偉業まで、もう一歩というところまで迫っている

 グランドスラム大会で20度優勝を遂げた男は木曜日、7-6(8) 7-5でフィリップ・コールシュライバー(ドイツ)に対するここ13対戦で13度目の勝利を挙げ、準々決勝に進出した。

 このロッテルダムの室内大会であと1勝すれば、36歳のフェデラーは、古き良きライバルのラファエル・ナダル(スペイン)を追い越し、世界1位に返り咲くことを確実にする。

 そうすることにより、彼はまた、33歳と133日の記録を持つアンドレ・アガシ(アメリカ)を追い抜き、現在のランキング・システム創設以来、最年長のナンバーワン・プレーヤーとなるのだ。

「今夜の試合は、この上なく難しかった。僕は自分のリズムを見つけることができなかった。フィリップがそうさせていたのだと思う。苦しい戦いだった」とフェデラーは試合を振り返った。

「今日、スコアが競っているとき、僕は自分のショットを伸び伸びと放つことができなかったので、四苦八苦することになった。最後には、かなりホッとしたよ」

 2005年と2012年に同大会で優勝しているフェデラーは、次のラウンドで地元の人気者、ロビン・ハッサ(オランダ)と対戦する。ハッサは同胞のタロン・グリークスプア(オランダ)を6-4 6-0で倒して勝ち上がった。

 また、グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)、アンドレアス・セッピ(イタリア)、ダビド・ゴファン(ベルギー)、トマーシュ・ベルディヒ(チェコ)、ダニール・メドベデフ(ロシア)、アンドレイ・ルブレフ(ロシア)もまた、準々決勝に進出した。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はオーストラリアン・オープンでのロジャー・フェデラー(スイス)
MELBOURNE, AUSTRALIA - JANUARY 28: Roger Federer of Switzerland plays a backhand in his men's singles final match against Marin Cilic of Croatia on day 14 of the 2018 Australian Open at Melbourne Park on January 28, 2018 in Melbourne, Australia. (Photo by Mark Kolbe/Getty Images)

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