ムグルッサがドーハに続いてガルシアを倒し、準決勝へ [ドバイ・デューティーフリー・テニス選手権]

「ドバイ・デューティーフリー・テニス選手権」(WTAプレミア/アラブ首長国連邦・ドバイ/2月19~24日/賞金総額262万3485ユーロ/ハードコート)のシングルス準々決勝で、第2シードのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)が第5シードのカロリーヌ・ガルシア(フランス)を7-5 6-2で退け、準決勝行きの切符を確保した。

 ムグルッサはガルシアを、ここ2週間で2度続けて準々決勝で破ったことになる。ふたりは先週のドーハでも対戦し、そのときにもムグルッサの方が1セットダウンから巻き返して勝利を収めていたのだ。この木曜日の対戦で、ムグルッサは2セットで勝負を決めたが、試合時間は108分と決して短いものではなかった。

 ムグルッサは準々決勝で、ダリア・カサキナ(ロシア)と対戦する。カサキナは、エレナ・べスニナ(ロシア)を7-6(5) 6-1で下して勝ち上がった。

 第1シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)はワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した日本の大坂なおみ(日清食品)を6-2 6-4で下し、タイトル防衛まであと2勝と迫った。

 準決勝でスビトリーナを待っているのは、復調ぶりが著しいアンジェリック・ケルバー(ドイツ)だ。第6シードのケルバーは、74分かかった対戦で第3シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)を6-4 6-3で退けた。

 世界3位のムグルッサは、2回戦の試合を前日の深夜1時50分に終えていたが、たとえ疲れていたとしても、試合中にその影響はまったく見せなかった。

 第1セットは双方がサービスゲームをキープし合う拮抗した展開となったが、それからムグルッサが大きなプレッシャーをかけ、第9ゲームで3つのブレークポイントを手に入れた。このゲームは10分近く続いてガルシアが結局キープしたが、第11ゲームでついにブレークされてしまった。

 ガルシアは、アグレッシブな姿勢とラインぎりぎりを狙う傾向のために、より多くのミスを犯した。ムグルッサは、試合を通してずっと堅実なプレーをし、第2セットの早い段階で2度ブレークを果たすと4-1とリードを広げた。

「ドーハでプレーした試合でよりも、今日の試合のほうがずっといい感触だったわ。ほとんど同じ週に2度プレーしたようなものだったから、常に難しいものだけど」とムグルッサは試合を振り返った。

「でもトップ10選手相手にプレーし、その選手を2度連続で破ったというのは、私がやっていることは正しい、ということを示すよい印でもある」

 彼女はまた、「(前日に)試合が非常に遅く終わったことを心配していたの。ベッドに入れたのは明け方の4時だったのよ。でも、どうしようもなかった。受け入れなければならなかったわ」とも言った。

 ケルバーは今季のマッチ15勝目を決め、ここ4大会で3度目となる準決勝進出を決めた。彼女は双方のセットの早い段階でブレークを果たし、自分のファーストサービスからはわずか8ポイントしか失わなかった。

 2016年にふたつのグランドスラム・タイトルを獲ったケルバーは、2017年には1度も優勝することができず、世界ランキングを21位にまで落としていた。

「昨年に何が起きたのかは、自分でも正確にはわからないわ」とケルバーは言った。

「私は(あのときも)、自分のベストを尽くそうと努めていたの」(C)AP(テニスマガジン)

※写真はガルビネ・ムグルッサ(スペイン)
DUBAI, UNITED ARAB EMIRATES - FEBRUARY 22: Garbine Muguruza of Spain in action during her quarter final match against Caroline Garcia of France on day four of the WTA Dubai Duty Free Tennis Championship at the Dubai Tennis Stadiumon on February 22, 2018 in Dubai, United Arab Emirates. (Photo by Francois Nel/Getty Images)

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