16歳アニシモワがクビトバを倒す殊勲、ハレプ、大坂なおみらが4回戦へ [BNPパリバ・オープン]



 アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズで開催されている「BNPパリバ・オープン」(WTAプレミア・マンダトリー/3月7~18日/賞金総額864万8508ドル/ハードコート)の女子シングルス3回戦で、第1シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)が2時間余りの戦いの末、19歳のキャロライン・ドラハイド(アメリカ)に1-6 7-6(3) 6-2で逆転勝ちした。ハレプは4回戦でワン・チャン(中国)と対戦する。

 一方、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した16歳のアマンダ・アニシモワ(アメリカ)は、ウインブルドン優勝歴2回のぺトラ・クビトバ(チェコ)を6-2 6-4で倒すという大殊勲をやってのけた。1時間強しかかからなかったこの試合の結果、アニシモワは、同じく16歳でインディアンウェルズで4回戦に進出した、2005年大会のビクトリヤ・クツゾワ(ウクライナ)以来の選手となった。

「クレイジーだわ。私はまだショック状態よ」とアニシモワは言った。

「彼女は、私がこれまでプレーした中で最高のプレーヤーであり、コートも、私がこれまでプレーした中で最大のものだった。だから間違いなく緊張するタイプの試合だったけど、今日の私はコート上で本当に楽しみ、自分のベストテニスをすることができた。今日は本当にいい日だったわ」

 また、ぺトラ・マルティッチ(クロアチア)は昨年のフレンチ・オープン優勝者で第6シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)を6-3 6-3で下す番狂わせを演じた。

 元世界1位で第10シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)は、この日2回戦をプレーし、第1セットを落としながら挽回してエカテリーナ・マカロワ(ロシア)を3-6 6-4 6-2で下した。同じく2回戦をプレーした第13シードのスローン・スティーブンス(アメリカ)は、ワイルドカードで出場した元世界1位のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)を6-1 7-5で倒した。

 日本の大坂なおみ(日清食品)は3回戦を戦い、予選勝者のサーシャ・ヴィッカリー(アメリカ)を6-3 6-3で破り、WTAプレミア・マンダトリーのカテゴリーで初の16強入りを果たした。大坂は4回戦で、マリア・サカーリ(ギリシャ)と対戦する。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はアマンダ・アニシモワ(アメリカ)、7日に撮影
INDIAN WELLS, CA - MARCH 07: Amanda Anisimova of the United States celebrates after defeating Pauline Parmentier of France, 6-2, 6-2, during Day 3 of the BNP Paribas Open on March 7, 2018 in Indian Wells, California. (Photo by Kevork Djansezian/Getty Images)

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