女子は新田、岡山学芸館、前橋育英、浦和学院などが2回戦へ [第40回全国選抜高校テニス大会]

 第40回全国選抜高校テニス大会」(3月20~26日/団体戦:博多の森テニス競技場、個人戦:春日公園テニスコート、博多の森テニス競技場)の競技初日、21日(水)は男女団体1回戦が行われたが、女子は24試合のうち21試合が終了したものの、雨のため一部の試合が消化できず、残り3試合は翌日順延となった。

 1回戦に登場した初出場校は7校。札幌光星(北海道)、札幌啓成(北海道)、山形東(山形)、金沢(石川)、三木(香川)、熊本学園大付(熊本)の6校は惜しくも初戦敗退に終わった。

 唯一勝利を収めたのは新田(愛媛)。25回のセンバツ出場を誇る富山国際大付(富山)を4勝1敗で下し、2回戦へと駒を進めた。都子野清紀監督は「最初(S1)をきっちりと勝てたので、今日の試合の流れがこちらにきた」と語り、S1に勝利した渡邉早和子主将も「どうしても勝ちたかったので、なんとか勝利を引き寄せられてよかった」と安堵の表情を浮かべた。

 初のセンバツ大会だが、全国大会はこれで2度目。昨夏のインターハイは愛媛県代表として出場を果たした。初戦負けに終わるも、大舞台を経験したことで「今回は不思議と全然緊張しなかった」と渡邉。落ち着いたプレーでチームに勢いを与え、全国大会初勝利をもたらした。

 2年ぶり5度目の出場となる前橋育英(群馬)は北陸学院(石川)と対戦。試合はS3対決にもつれ、最後は主将の松井香奈美が東崎里帆に完勝、初戦を3勝2敗でクリアした。関東3位の秀明八千代(千葉)も致遠館(佐賀)に2勝2敗の展開から、1年生の進藤万里依が原口紗綺を6-2で退けて勝利を収めている。

接戦を制した前橋育英(写真◎BBM)

 前回のインターハイで初の4強入りを決めた岡山学芸館(岡山)は初戦から強豪と対戦。四国1位の高松北(香川)と戦い、先にS1、D1、S2を制して2回戦進出を決めた。その後の2試合を落として3勝2敗としたが、岸監督が戦前から注目していたS2対決で主将の岡垣穂香が勝ち切って勝ち星を挙げた。

岡山学芸館の岡垣穂香(写真◎上野弘明)

 そのほか、九州覇者の沖縄尚学(沖縄)、中国3位で今大会に挑む広陵(広島)、関東上位勢の白鵬女子(神奈川)、湘南工大附(神奈川)、浦和学院(埼玉)の5校は見事に全勝。幸先のよいスタートを切った。

浦和学院のS1山﨑京花(写真◎上野弘明)

 大会2日目の22日(木)は、女子は博多の森テニス競技場で本日順延となった団体1回戦3試合、及び団体2回戦16試合が行われる予定。

※トップ写真は、勝利した新田(愛媛/左側)と富山国際大付(富山)

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