4年に一度、シニアのための世界大会「ワールドマスターズゲームズ2021関西」にチャレンジ![特別インタビュー]杉村太蔵さん(元衆議院議員)
元衆議院議員の杉村太蔵さんも2021年に関西全域(さらに近県も含まれる)で開催される、シニアのためのスポーツの祭典「ワールドマスターズゲームズ(第10回大会)」テニス競技への出場を目指している。高校時代はインターハイ団体の部で全国4強、国体ではダブルス優勝の経験がある杉村さん。サービスからの早い展開を得意とするプレースタイルは今も変わらないという。「中高年のための世界大会」と聞いて、挑戦しないわけにはいかない!そうだ。【2019年4月号掲載記事】
杉村太蔵さん(元衆議院議員)
すぎむら・たいぞう◎1979年8月13日生まれ、北海道旭川市出身。元衆議院議員。親の影響で小学4年生から本格的にテニスを始める。札幌藻岩高に進学し、インターハイ全種目に3年連続出場。97年には大阪国体で優勝。筑波大を中退し、証券会社勤務を経て、05年9月の総選挙で最年少当選を果たす。現在はコメンテーターとしてメディアで幅広く活躍中
大会に出るということは記録が残るということ。死ぬ前日まで大好きなテニスをしていたい
2017年オークランド大会でエキシビションマッチを戦ったときの杉村さん(写真◎James Yang)
高齢者たちの挑戦するパワーに驚き
編集部 杉村さんが、初めて『ワールドマスターズ』という大会を知ったのはいつのことですか?
「ある雑誌の企画で、こういう大会があるから、ぜひ挑戦してみてはどうですかと。それで取材も兼ねて、前回(2017年)のオークランド大会を観戦することになったんですが……」
編集部 現地で急遽、エキシビションマッチが組まれたんですよね。
「そうなんですよ! せっかくだからということで、フレンチ・オープンやウインブルドンに出場したことがあるという地元ニュージーランドの名プレーヤー(ジェームズ・グリーンホール)と1セットマッチの試合をさせていただきました」
編集部 しかも勝利したとか。
「勝たせていただきました。いやしかし、これもこの大会のよいところなのですが、かつての名プレーヤーも同じように参加できるんです。昔、憧れていた選手と同じ大会、同じスポーツで時間を共有できるというのは素晴らしいことだと思います」
編集部 実際にオークランド大会を観戦して、他にどのようなことを感じましたか?
「面白い大会だなと思いましたね。他競技になってしまいますが、走り高跳びの競技で80歳以上のクラスがあったんです。そのクラスのバーの高さはマットより低かったんですよ! でもそれを皆さんが必死に飛び越えようとして頑張るんですよ。あの姿勢というのは、この大会の本質だなと思いました。しかも参加者たちは地元の人たちだけでなく、スペイン、イタリア、カナダと、世界各国からニュージーランドまで参加しにきているわけです。これ、ちょっと自分が80歳だとして考えてみてください。その年齢になって、何度か飛行機を乗り継いでまで参加しようと思いますか? そこに挑戦する気持ち、そのパワーがすごいなと。80歳越えても意欲的、行動的、そのチャレンジ精神に驚きました。だって自分が80歳を越えてブラジルの大会に参加するだろうかと考えると、これはものすごいパワーだなと」
編集部 80歳以上の参加者たちからパワーをもらったんですね。
「次の日本では絶対に出場したいと思いました。僕にとっても人生の中で、いい目標ができました。大人になるとなかなか大会に出なくなってしまいますし、目標を立ててそこに向かってという機会がどうしても減ってきますよね。だから大会に出るっていう目標は大きいと思うんですよね。しかも世界大会なわけですから」
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