元世界9位ゲルゲスが31歳で現役引退を発表、2018年ウインブルドン4強

写真は最後のタイトルとなったオークランドの大会の女子シングルス表彰式でのユリア・ゲルゲス(ドイツ)(Getty Images)

元ウインブルドン準決勝進出者のユリア・ゲルゲス(ドイツ)が水曜日、31歳での現役引退を発表した。2018年に世界ランク自己最高となる9位に至ったゲルゲスは、引退時には45位に付けていた。彼女が最後にプレーした試合は、同胞のラウラ・シグムンド(ドイツ)に敗れたフレンチ・オープン2回戦だった。

 テニス界に宛てた手紙の中で、15年のプロキャリアのあとに「さよならを言う準備ができた」とゲルゲスは綴った。

「さよならを言う時期がきたときに、どんな気持ちになるかはずっと分かっていました。そして今、そのときがきたのです。私には自分の人生におけるテニスの章を閉じて新しい章を始める準備ができており、新章の開始にすごくわくわくしています」と彼女は付け加えた。

 2018年ウインブルドンで準決勝に進出したゲルゲスは、そこでセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)に敗れた。彼女はネナド・ジモニッチ(セルビア)と組んで2014年フレンチ・オープンのミックスダブルスで準優勝し、同年のフェドカップではドイツ代表チームの一員として決勝に進出した。

 ゲルゲスはツアーレベルのシングルス決勝で、7勝10敗の戦績をおさめた。彼女のもっとも注目すべきタイトルは2011年のシュツットガルト、そして2017年のモスクワと珠海でのWTAエリート・トロフィーだった。

「彼女はパワフルなプレースタイルと模範的なスポーツマンシップ、そして思いやりのある性格を持ち合わせていました。ユリアは女子テニスの素晴らしい親善大使であり、世界中のファンたちのお気に入りでした」とWTA(女子テニス協会)の会長兼CEOであるスティーブ・サイモン氏はゲルゲスに賛辞を送った。(C)AP(テニスマガジン)

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Ranking of articles