1年以上ぶりに復帰したフェデラーが24回目のシーズンを勝利でスタート「大きなチャレンジだった」 [カタール・オープン]
しかしながら元世界ナンバーワンのフェデラーにとって、その過程は容易という言葉には程遠かった。彼はエバンズにぎりぎりまで追い込まれ、最終的に7-6(8) 3-6 7-5で振りきった。これは2020年オーストラリアン・オープン後に膝に手術を受けたフェデラーにとって、405日ぶりの試合だった。
「戻ってくることができてとても満足している。勝ったか負けたかに関係なく、ここに立っていることが幸せだよ。でももちろん、勝つのは気分がいいね」とフェデラーはオンコートインタビューで語った。
2時間半近いプレーは、長く実戦から離れていた39歳の選手のスタミナをテストするものだった。フェデラーは第1セットのタイブレークで5-6からのセットポイントを凌ぎ、第3セット3-3からブレークポイント2本をセーブした上で最後にエバンズのサービスゲームをブレークして試合を締めくくった。
その過程でフェデラーはネットに出てくるエバンズを完璧なバックハンドのウィナーをクロスコートに決めて第1セットを取るなど、彼のいつもの素晴らしい才能の煌めきを見せた。最終セット5-4からのマッチポイントをものにすることはできなかったが、彼は2度目のチャンスでバックハンドのダウン・ザ・ラインを放って勝利をもぎ取った。
カムバックの準備をするためにエバンズを練習パートナーとして選び、今週までに彼と20セット以上プレーしていたのだとフェデラーは明かした。
「僕にとって長く険しい道だった。でも僕はその過程を楽しんだよ。僕のテニスキャリアにおいて、非常に大きなチャレンジだった。僕の年齢でカムバックするというのは簡単なことではないんだ」と、20度グランドスラム大会を制した男は言った。
フェデラーは次のラウンドで、ニコラス・バシラシビリ(ジョージア)と対戦する。バシラシビリはこの日、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したマレク・ジャジリ(チュニジア)を6-2 6-2で退けた。(C)AP(テニスマガジン)
写真◎Getty Images
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