2回戦で上位シード勢が次々と敗れる番狂わせ [エミリア ロマーニャ・オープン]

写真はイタリア国際でのロレンツォ・ソネゴ(イタリア)(Getty Images)

ATPツアー公式戦の「エミリア ロマーニャ・オープン」(ATP250/イタリア・エミリア ロマーニャ州パルマ/5月23~29日/賞金総額54万1800ユーロ/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、上位シード勢が次々と敗れる事態が起きた。

 自国の人気者で第1シードのロレンツォ・ソネゴ(イタリア)が世界ランク63位のセバスチャン・コルダ(アメリカ)に1-6 5-7で敗れ、第2シードのブノワ・ペール(フランス)は同80位のジャウメ・ムナール(スペイン)に5-7 1-3でリードされていたときに喉の痛みを訴えて棄権した。この日はまた、ラッキールーザーで本戦入りしたノルベルト・ゴンボス(スロバキア)が第3シードのアルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)を6-3 6-7(4) 6-2で退けた。

 第4シードのヤン レナード・ストルフ(ドイツ)もまた非常に苦しんだが、最終的にフラビオ・コボッリ(イタリア)に6-4 4-6 7-6(2)で競り勝った。

 ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したマルコ・チェッキナート(イタリア)は第7シードのアルヤズ・ベデネ(スロベニア)を7-5 6-2で倒し、地元イタリア勢で唯一8強入りを決めた。

 そのほかの試合では第5シードのリシャール・ガスケ(フランス)が予選勝者のペドロ・マルチネス(スペイン)を6-3 3-6 6-3で、第6シードのトミー・ポール(アメリカ)がイリ・ベセリ(チェコ)を6-7(3) 7-6(5) 6-3で、第8シードの西岡良仁(ミキハウス)は19歳のロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)を6-3 6-2で下し、ベスト8が出揃った。

 準々決勝ではストルフがポールと、ガスケがムナールと、西岡がコルダと、ゴンボスはチェッキナートと対戦する。

 この大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックによりフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)の開幕日が1週間遅れた中、ATPツアーのカレンダーに新たに追加されていた。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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