マレーが2018年5月28日以来となるトップ100復帰、クレーコートシーズンはスキップの予定

写真はオーストラリアン・オープンでのアンディ・マレー(イギリス)(Getty Images)


 元世界ナンバーワンのアンディ・マレー(イギリス)が月曜日に更新されたATPランキングで95位となり、2018年5月28日以来となるトップ100復帰を果たした。

 2017年を通して腰(鼠径部)のケガに苦しんだあと、マレーは手術のために2018年最初の7ヵ月を完全に棒に振り、2018年7月16日には839位にまで転落していた。彼は2019年10月21日にトップ150位以内にまで這い上がったが、そこからトップ100への道のりは長かった。

 しかし今年のオーストラリアン・オープン前哨戦のひとつだったシドニーの大会でマレーは何人かのトップ選手を倒した末に決勝に進出し、オーストラリアン・オープン1回戦でニコラス・バシラシビリ(ジョージア)を倒したあと、ついに2桁に戻ることに成功した。

 また今週はワイルドカード(主催者推薦枠)を受け取り室内ハードコートのロッテルダムに出場中の彼は記者会見で「ここ数年、クレーコートでのプレーが問題を悪化させてきた。昨年初頭に僕はちょっとした問題を抱え、クレーコートは助けにはならなかった。だから僕のチームと相談し、今年は健康で手応えを感じているとはいえ、リスクを犯したくないと思った」と話し、クレーシーズンを丸々スキップする予定であることを明かした。

「将来的にずっとクレーコートでプレーしないということではない。ただ昨年、もう少しでウインブルドンに出られないところだった。今年はクレーコートでプレーする予定はない」

 ヤン・デ ウィット氏との試験的な期間をメルボルンで終えて新コーチを探しているマレーは、ロッテルダムではダニエル・バルベルドゥ氏を帯同させている。バルベルドゥ氏はスタン・ワウリンカ(スイス)が回復するまでの間に手が空いているため臨時コーチを務めているが、マレーは長期に渡って一緒に働けるコーチを見つけようとしている。

 ロッテルダムでマレーの初戦は水曜日に予定されており、対戦相手は前週のモンペリエ決勝でアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を倒してツアー初優勝を飾ったばかりのアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)となっている。

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写真◎Getty Images

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