「いろんな噂がある」ウインブルドン排除のメドベージェフがATPの決定を待つ
今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月22日~6月5日/クレーコート)のメディアデーで、第2シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)がウインブルドン出場停止やその前後のスケジュールについて語った。
ウインブルドンがロシア人とベラルーシ人の出場を禁止したことに対して、ATP(男子プロテニス協会)はどんな対処をすべきだと思う?
「この質問に僕は答えられない。決定は近いうちに下されるし、僕は協会やテニス組織の一員でもないから、どうなるかわからない。いろんな噂が飛び交っており、ポイントが大会で付かないというアイディアも聞いた。決定が下されてからコメントしたい。でも、僕はこの決定を下す側にはいない。大会側や選手協会が関わっている。僕よりもいい決断を下してくれると思う。早く決定がどうなるか知りたい」
ロシア人選手は誰も法的手段を取らず、誰もスポーツ仲裁裁判所に訴えていない。そういうことは考えたりした?
「それは考えたことがない。僕は弁護士じゃない。でも、もし弁護士に相談したら何かできることはあるのかもしれない。でも決断を下すのは自分じゃない。プレーできなくなっても、裁判所に行くことはない。いろんな噂が飛び交っている。どんな決断が下されるのか、見てみよう」
君らロシアのトップ選手たちはウインブルドンでプレーできないのに、6月のハレのエントリーリストには名前が載っている。グラスコートシーズンはこの1試合だけ出場するのか? そのあとどのようなプランを考えている?
「カレンダーによるね。僕はグラスコートが好きで上達したいと思っている。テニスのツアーでは南米に行かなければ、ほとんどの大会がハードコート中心になる。僕はサーフェス変更が好きなんだ。でも、クレーコートへの順応はいつも難しい。それでもクレーコートでいい成績を残したい。グラスコートも同様だ。僕はグラスコートが好きで、いい結果を残したい。ハレはレベルの高い大会で、優勝できれば大きな自信になる。その後のスケジュールがどんなものになってもね」
「だから、グラスコートでは3大会に出場する予定だ。スヘルトーヘンボス、ハレと恐らくマヨルカだ。その次はロス カボスかな。もしウインブルドンに出なければ、グラスコートで最後の大会とロス カボスの間には5~6週間空く。そこで大会を入れるのか、ハードコートのUSシリーズに向けての準備に入るのか、どちらかになる。グラスコートシーズンでどれくらいポイントを獲得できるかにもよるよ」
写真◎Getty Images
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