元世界1位のハレプがドーピングで暫定的な活動停止処分

写真はUSオープンでのシモナ・ハレプ(ルーマニア)(Getty Images)


 テニスの不正を調査する団体であるインターナショナル・テニス・インテグリティ・エージェンシー(以下ITIA)が金曜日、元世界ランク1位でグランドスラム大会優勝歴2回のシモナ・ハレプ(ルーマニア)が禁止薬物で陽性反応を示したため暫定的な活動停止処分を受けたと発表した。

 フランスの日刊スポーツ新聞『レキップ』によれば、ハレプはUSオープン期間中に行われた検査で禁止薬物のロキサデュスタット(Roxadustat)が検出された。ロキサデュスタットは貧血治療薬として知られるが、アスリートの禁止薬物リストに含まれている。

 10月7日にこのことを知らされたハレプはサンプルBの再検査を要求したが、やはり禁止薬物の存在が認められた。

 ケガからの復帰に取り組んでいたハレプは8月にトロントでツアー24勝目を挙げてトップ10に返り咲いたが、私生活では9月に大富豪のトニー・ユーリック氏と結婚してから僅か1年で離婚するなど災難が続いている。

 ハレプはフレンチ・オープン前からセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)のコーチだったパトリック・ムラトグルー氏を新コーチとして再スタートを切ったが、初戦敗退に終わったUSオープン後に呼吸を楽にするために鼻の手術を受けたあと今シーズンを終了すると発表していた。

 それを受けてムラトグルー氏は、今季の残り期間と来シーズンの準備期間にホルガ・ルーネ(デンマーク)のコーチを務めることになったとSNSを通して明かしていた。

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写真◎Getty Images

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