ノリーがアルカラスに逆転勝利で今季初優勝「君と戦えることを光栄に思う」 [リオ・オープン]

写真は今季初優勝を決めた瞬間のキャメロン・ノリー(イギリス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「リオ・オープン」(ATP500/ブラジル・リオデジャネイロ/2月20~26日/賞金総額217万8980ドル/クレーコート)の男子シングルス決勝で、第2シードのキャメロン・ノリー(イギリス)が第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)を5-7 6-4 7-5で倒して今季初優勝を飾った。

 ディフェンディング・チャンピオンのアルカラスは7-5 3-0とリードして2連覇に向けて順調に進んでいるように見えていたが、ノリーがそこから巻き返したのと同時に体の問題がアルカラスの行く手を阻んだ。

 1月のオークランドと前週のブエノスアイレスで準優勝に終わっていたノリーはツアー5勝目を挙げたあと、「特に今年は決勝で2度負けていたし、道のりが険しかっただけにここで勝てたのは本当に特別なことだ。第1セットを落として第2セットもワンブレークダウンで、自分のサービスゲームで0-30だったときは明らかに劣勢で負けそうだった。でも僕はそこでスイッチを入れて形成を覆すことができたから、今日はいい日だったよ」と話した。

「特にクレーコートはあまり得意ではないからここ数週間はいろいろとうまくいかないことがあったけど、重要な瞬間にいいプレーをすることができた。今日は正にそれが必要だったんだ」

 最高の調子ではないながらも随所でウィナーを決めたアルカラスは第1セットを先取し、勢いは彼のほうにあった。ノリーは第2セット第2ゲームでブレークされたときに苛立ちを見せたが、それでも戦い続けて最終的に逆転することに成功した。

 ノリーが第2セットで集中力を取り戻して抵抗を開始したのに対し、アルカラスは試合が進むにつれて脚の問題に苦しみ始めた。アルカラスは途中で治療を受けたが、そのあと彼の動きとサービスは目に見えて悪くなっていった。

 前週のブエノスアイレス決勝でアルカラスに敗れていたノリーは表彰式のスピーチで、「素晴らしい試合だった。今日は君を倒すために全力を尽くさなければならなかったし、君が勝っていたかもしれなかった。どちらが勝ってもおかしくなかったけど、僕のほうが少し余計に走ることができた。君とコートを分かち合って戦えることを光栄に思うよ」と語った。

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写真◎Getty Images

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