ルーネが西岡良仁に1年前の雪辱「第3セットがカギだった」 [オーストラリアン・オープン]
シーズン最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月14~28日/ハードコート)の男子シングルス1回戦で、第8シードのオルガ・ルーネ(デンマーク)が前年に16強入りした日本の西岡良仁(ミキハウス)を6-2 4-6 7-6(3) 6-4で振りきり大会をスタートした。
2度サービスダウンを喫して第1セットを落とした西岡は第5ゲームで初めてブレークしたリードを守って第2セットを取り返したが、競り合いとなった第3セットをタイブレークの末に制したルーネが第4セットも取って2時間22分で試合を締めくくった。
ふたりは昨年1月にアデレードの1回戦で一度顔を合わせており、西岡が2-6 6-4 6-4で勝っていた。
「厳しいけど、1回戦をスタートするのはいつもエキサイティングだ。暑くてドライなコンディションだったから、適切なペースを見つけるのが難しかった。ボールが速くなった。とは言え、このような試合でスタートできたのは素晴らしいことだ」とルーネは試合後のオンコートインタビューで語った。
セットカウント1-1となったあと、タイブレークにもつれ込んだ第3セットで戦いはクライマックスを迎えた。4-5からセットポイントを凌いでキープした西岡は続くレシーブゲームでも相手にプレッシャーをかけたが、拮抗したまま勝負はタイブレークに突入した。勝負所を押さえたルーネは流れを掴み、最終的に71本のウィナーを叩き込んで勝利を決めた。
「あれはとても重要なセットだった。一進一退の展開だった。彼(西岡)にもチャンスがあった。どちらが先行するかというカギとなるセットだった。それを取れてよかったけど、落としていたとしても僕は戦い続けただろう。最終的にとてもいいテニスができて満足している」とルーネはターニングポイントを振り返った。
ルーネは次のラウンドで、アルトゥール・カゾー(フランス)と対戦する。ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したカゾーは1回戦で、ラスロ・ジェレ(セルビア)を6-2 6-7(3) 6-2 3-6 6-2で破って勝ち上がった。
写真◎Getty Images
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