フルカチュがツアーレベルのクレーコート大会で初タイトルを獲得 [エストリル・オープン]

写真は今季初優勝を飾ったホベルト・フルカチュ(ポーランド)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ミレニアム・エストリル・オープン」(ATP250/ポルトガル・エストリル/4月1~7日/賞金総額65万1865ユーロ/クレーコート)の男子シングルス決勝で、第2シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)がペドロ・マルチネス(スペイン)を6-3 6-4で下して今季初優勝を飾った。

 27歳のフルカチュがATPツアーの同種目でタイトルを獲得したのは2度目のマスターズ制覇を果たした昨年10月の上海以来でキャリア8度目だが、クレーコートの大会で決勝に進出したのは今回が初めてだった。

 試合を通して15本のサービスエースを叩き込んだフルカチュは自分のサービスゲームで僅か9ポイントしか落とさすすべてキープし、各セットで一度ずつブレークに成功して1時間26分で勝利を決めた。

「今日のパフォーマンスにはとても満足している。自分らしいサービスが打てたことを誇りに思うし、間違いなくかなり助けられた。ペドロはファイターで、昨夜のバトルは素晴らしかった。彼と戦うには非常にハイレベルなプレーをする必要があったけど、幸運にも僕はそれができた」とフルカチュは試合後にコメントした。

「決勝でプレーするというのは明らかに特別なことだ。素晴らしい観客がいて、素晴らしい雰囲気だった。すべてのサポートに心から感謝している。ここで1週間過ごすことができてとても楽しかったよ」

 この結果でフルカチュはランキングの動向をリアルタイムで伝えるATPライブランキングで自己最高タイの8位に、77位だったマルチネスは60位に浮上した。

 先に行われたダブルス決勝では、第4シードのゴンサロ・エスコバル(エクアドル)/アレクサンドル・ネドベソフ(カザフスタン)が第2シードのサディオ・ドゥンビア/ファビアン・ルブール(ともにフランス)を7-5 6-2で退け同ペアでのツアー3勝目を挙げた。

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写真◎Getty Images

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