マルチネスとコーチ契約トライアル中のアンドレエワが今年のクレーコートシーズンを勝利でスタート [WTAルーアン]

写真はオーストラリアン・オープンでのミルラ・アンドレエワ(ロシア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「CAPFINANCESオープン・ルーアン・メトロポール」(WTA250/フランス・ルーアン/4月15~21日/賞金総額26万7082ドル/室内クレーコート)の女子シングルス1回戦で、第5シードのミルラ・アンドレエワ(ロシア)がナディア・ポドロスカ(アルゼンチン)を6-1 6-3で下して今年のクレーコートシーズンをスタートした。

 立ち上がりから4ゲームを連取して快調に第1セットを先取したアンドレエワは第2セット4-2から一度だけサービスダウンを喫したが、直後に5度目のブレークに成功して1時間15分で快勝した。

 前回プレーした3月のインディアンウェルズ1回戦でペイトン・スターンズ(アメリカ)に敗れたアンドレエワは手首のケガを理由に続くマイアミを欠場していたが、ケガの状態について「今は大丈夫」と回復をアピールした。

「長い間とまでは言えないけど、ここ2試合連続(実際はオーストラリアン・オープン4回戦から3試合)で負けていたから、この勝利は私にとって重要だった。全体的な自分のレベルにはとても満足している」とアンドレエワは試合後のオンコートインタビューで語った。

 2~3週間前からトライアルで元ウインブルドン優勝者で元世界ランク1位のガルビネ・ムグルッサ(スペイン)やカロリーナ・プリスコバ(チェコ)を指導した経験を持つコンチタ・マルチネス(スペイン)と一緒に働き始めたアンドレエワは、「今のところ非常に順調よ。私は気に入っているし、彼女もそうだとうれしいわ。少し様子を見て、今後の数大会で決めるつもりなの」と話した。

「私たちが取り組んでいることで特別なことがあるとは言えないけど、最初に着手したのはスライスね。彼女はスライスがうまい選手だったから。いくつか秘訣を教わったから、余裕があるときに使ってみようと心掛けている」

 16歳のアンドレエワは次のラウンドで、エリナ・アバネシアン(ロシア)と予選を勝ち上がってきたフィオナ・フェロ(フランス)の勝者と対戦する。

 そのほかの試合では第6シードのスローン・スティーブンス(アメリカ)が同胞のスターンズに1-6 6-1 6-3で逆転勝利をおさめ、カロリーナ・プリスコバ(チェコ)が予選勝者のポリーナ・クデルメトワ(ロシア)に7-5 1-6 7-5で競り勝ち、マグダ・リネッテ(ポーランド)はワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したエルサ・ジャクモ(フランス)を7-5 6-1で倒してそれぞれ2回戦に駒を進めた。

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写真◎Getty Images

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