不振を乗り越えたルブレフがオジェ アリアシムに競り勝ち2度目のマスターズ制覇「キャリアでもっとも誇りに思うタイトル」 [マドリッド・オープン]

写真は2度目のマスターズ制覇を果たしたアンドレイ・ルブレフ(ロシア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ムトゥア・マドリッド・オープン」(ATP1000/スペイン・マドリッド/4月24日~5月5日/賞金総額924万9713ユーロ/クレーコート)の男子シングルス決勝で、第7シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)がフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)に4-6 7-5 7-5で逆転勝利をおさめて2度目のマスターズ制覇を果たした。

 オープニングゲームと第5ゲームでサービスダウンを喫してワンブレーク差で第1セットを落としたルブレフは第2セット以降は一度もピンチに直面することなくすべてキープし、第2セットと第3セットの6-5から相手のサービスゲームを破って2時間48分で競り勝った。

 26歳のルブレフがATPツアーの同種目でタイトルを獲得したのは、1月の香港以来で通算16回目(準優勝9回)となる。昨年は同胞のカレン・ハチャノフ(ロシア)と組んだダブルスで優勝しており、男子では初となる同大会の2種目制覇を達成した。

 昨年4月のモンテカルロでATPマスターズ1000大会初優勝を飾ったルブレフは今年2月のドバイ準決勝で線審に暴言を吐いて失格処分を受けたあと、3月のインディアンウェルズ3回戦からマッチ4連敗と苦しい時期を過ごしていた。

 大会中に熱が出るなど体調面で苦しんでいたルブレフは、「何と言っていいかわからない。ここ9日間に僕がどんな経験をしてきたか知っていれば、僕がタイトルを獲るなんて想像できなかっただろう」と試合後のオンコートインタビューで語った。

「信じられないほど幸せだ。1週間ですべてが変わった。何週間も初戦敗退だったなんて嘘みたいだ。すべては医師たちのおかげだね。難しい治療をやってくれたから、少なくとも僕はプレーすることができた」

 最初のチャンピオンシップポイントでオジェ アリアシムのセカンドサーブがサイドラインを割った瞬間、ルブレフはコートに倒れ込んで手で顔を覆った。

「これは僕がキャリアでもっとも誇りに思うタイトルだ。毎日死にそうになっていた。夜に眠れず、ここ3~4日はほとんで寝ていなかったんだ」

 第1シードのヤニク・シナー(イタリア)に対する準々決勝を不戦勝で勝ち上がるなど6試合中3試合を最後まで戦うことなく初のマスターズ決勝に駒を進めた元世界ランク6位のオジェ アリアシムは、敗れはしたがランキングの動向をリアルタイムで伝えるATPライブランキングで20位に浮上した。

 前日に行われたダブルス決勝では、今大会で初めてペアを組んだセバスチャン・コルダ(アメリカ)/ジョーダン・トンプソン(オーストラリア)がアリエル・ベアル(ウルグアイ)/アダム・パブラシェク(チェコ)とのノーシード対決を6-3 7-6(7)で制して栄冠に輝いた。


男子ダブルス優勝のセバスチャン・コルダ(アメリカ/右)とジョーダン・トンプソン(オーストラリア)(Getty Images)

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写真◎Getty Images

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