腰のケガを乗り越えたサバレンカがオスタペンコに快勝で2年ぶりのベスト4進出「痛みなくプレーできてよかった」 [イタリア国際]

写真はアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「BNLイタリア国際」(WTA1000/イタリア・ローマ/5月7~19日/賞金総額550万9771ドル/クレーコート)の女子シングルス準々決勝で、第2シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)が第9シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)を6-2 6-4で下して2年ぶり2度目のベスト4進出を決めた。

 1-1から2度連続で相手のサービスゲームを破って第1セットを先取したサバレンカは第2セット第7ゲームで3度目のブレークに成功し、最初のサービング・フォー・ザ・マッチをきっちりキープして1時間12分で快勝した。

 ファーストサーブを75%の高確率で入れたサバレンカは9回あったサービスゲームで13ポイントしか落とさず、一度もピンチに陥ることなくすべてキープした。

 オスタペンコはこの日もパワーヒッターのサバレンカ以上に強打するスタイルを貫いたが、例えば体勢を崩されたときの対処などで差が出てしまった。この日のオスタペンコはウィナーが18本(アンフォーストエラー18本)に留まったが、ローマでの4試合で合計150本と驚異的なウィナー数を記録した。

 3つのマッチポイントを凌いで競り勝った第16シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)に対する4回戦で腰を痛めていたサバレンカは前日に練習をせず、1日を主に治療のために費やしていたと明かした。

「(当日の)ウォームアップで自分の身体をテストし、恐らくコートに出てプレーできるだろうと感じたの。今日は痛みなくプレーできてよかったわ。できれば日を追うごとによくなるよう願っている」とサバレンカは試合後の記者会見で語った。

「あれは間違いなく今大会で最高のパフォーマンスだったと言えると思う」

 サバレンカは次のラウンドで、第24シードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)を6-4 6-3で破って勝ち上がった第13シードのダニエル・コリンズ(アメリカ)と対戦する。

 両者は過去5戦してサバレンカの全勝ながら3試合がフルセットにもつれており、クレーコートでは前週のマドリッド4回戦でサバレンカが4-6 6-4 6-3で逆転勝利をおさめてコリンズの連勝を「15」で終わらせていた。

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写真◎Getty Images

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