シフィオンテクがマドリッドに続くサバレンカとの頂上決戦に連勝して2年ぶり3度目の優勝「凄く誇りに思う」 [イタリア国際]

写真は2年ぶり3度目の優勝を飾ったイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「BNLイタリア国際」(WTA1000/イタリア・ローマ/5月7~19日/賞金総額550万9771ドル/クレーコート)の女子シングルス決勝で第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)が第2シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)を6-2 6-3で下し、マッチ12連勝で2大会連続優勝を飾った。

 22歳のシフィオンテクがツアーレベルでタイトルを獲得したのは、2週間前のマドリッドに続いて通算21回目(今季4勝目、準優勝4回)となる。同大会では2021年と22年に2連覇を達成しており、3度目の栄冠に輝いた。

 マドリッドとローマを連続で制した女子選手は、2009年のディナラ・サフィーナ(ロシア)と13年のセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)に次いでシフィオンテクが3人目となる。

 相手のサービスゲームを2度破って第1セットを先取したシフィオンテクは第2セット第2ゲームと第4ゲームで合計7度のブレークポイントをセーブしてキープし、2-3から最後の4ゲームを連取して1時間29分で歓喜の瞬間を迎えた。

「一生懸命に努力し、正しいマインドセットをしていれば達成できるとわかっていた。大会を通してとても集中し、規律を保つことができてうれしいわ」とシフィオンテクは試合後にコメントした。

「間違いなくこの試合はマドリッドのときとは少し違っていた。私は相手に多くのプレッシャーをかけていると感じていた。とにかく試合を通してそれを続けるだけだった。自分自身を凄く誇りに思うし、本当に幸せよ」

 クレーコートの前哨戦3大会を14勝1敗で終えた世界ナンバーワンのシフィオンテクはディフェンディング・チャンピオンとして3年連続4度目の優勝を目指すフレンチ・オープンに大本命として臨むことになる。

「私は世界1位だから、ランキングで見れば私はどの大会でも優勝候補ということになる。でもランキングがプレーする訳じゃないから、私はすべてに対して一歩ずつ取り組んでいくつもりよ」とシフィオンテクは大きな目標であるロラン・ギャロスを見据えた。

 同一年にマドリッド、ローマ、フレンチ・オープンの3大会連続制覇を成し遂げた女子選手は、2013年のセレナのみとなっている。

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写真◎Getty Images

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