DAY14 強かったエナン、泣くなアナ、明日があるさ!

グランドスラムに限らず、決勝戦というのは意外と“凡戦”になるものです。
一方が経験豊富な勝負師、もう一方が初めて駆け上がる舞台となればなおさらでしょう。
エナンとイバノビッチの試合を見ながら、88年決勝のグラフ×ズベレワを思い出しました。
確か、あのときは、6-0、6-0の34分だった記憶があるのですが。
イバノビッチはいきなりエナンのサービスをブレーク、第2ゲームも40-0だったんですが、
これを2-0にできなかったのが、痛かったなあ…。
ジョコビッチの応援虚しく、その後はエナンの一方的な展開でした。

表彰式にマリー・ピアースが現れたのには驚きました。
「あんた、まだ現役選手とちゃうんかいっ!」と思いましたが、よくわかりません。
まあ、このお方、もともと、よくわからない人ですからね。


それにしてもエナンです。3年連続4度目のロラン・ギャロス制覇ですが、
今年の優勝は特にうれしかったのではないでしょうか。

トロフィーには優勝者の名前が刻まれますが、今年に入って離婚しましたから、
今回は「アルデンヌ」の文字がありません。
クリス・エバート・ロイドのロイドがとれたのといっしょですね。
ジュスティーヌ・エナンとしては初優勝です。どんな気持ちでしょうか…。
エナンの「アレ!」が好きです。

いよいよ明日は最終日です。情熱のナダルと冷静なフェデラーの決勝戦。
どっちが勝つかは問題ありません。ふたりがロラン・ギャロス決勝で戦うことに意味があります。

ナダル「グランドスラムの決勝を史上最高の選手とするんだもの、いい試合になるよ」
フェデラー「優勝を狙える位置に来たね。できれば今年は狙いたいと思っているんだ」
マッキー「明日はすばらしい試合になるだろう。でもそれが原稿に反映されるかは疑問だね」

(テニスマガジン編集長・マッキーのぐうたらDIARY)

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