2014-11-21

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バボラNEW『ピュアドライブ』先行試打会に参加したテニマガ代表4名の感想は…“本音”でトーク!の座談会

 多くのファンに愛されて20周年を迎えたバボラのテニスラケット『ピュアドライブ』。その新作8機種が11月20日から順次発売開始された。

※ラケット詳細情報はこちら
~誕生から20年~バボラNEW『ピュア ドライブ』8機種が11月20日より順次発売開始!

バボラNEW『ピュアドライブ』は全8機種発売

 これに先立ち、11月17日(月)に東京・高輪テニスセンターで行われた「バボラピュアドライブナイト」~〈世界で一番早く試打できる会〉にテニマガ・テニス部から代表4名が参加。試打会のあとに行った代表4名による座談会の様子をここにレポートしよう。

 トップ写真は左から国本さん、光田さん、鈴木さん、大林さんで、いずれも“バボラ・大ファン”。“本音でトーク!”をしてもらったので、これからNEW『ピュアドライブ』の購入を考えているみなさんにとって、このリアルな試打の声はきっと参考になるはず!

◇    ◇    ◇

Q 普段使用しているラケットを教えてください。

国本 いま使っているラケットは、ピュアドライブのウィンブルドンモデルです。僕がバボラを使い始めたのはロディックモデルが出た頃なので3年くらい前。

光田 僕はピュアドライブの125周年限定モデルを使っています(光田さんは歴代ラケットをすべて持っているそうです…)。バボラを使い始めたのは10年くらい前、カルロス・モヤのモデルからでした。デザインが斬新でブルーがカッコよくて。何でも入りそうに見えて使ってみたことが始まり。新作が出るといつもワクワクして、楽しみにしています。今日は全世界で最初の試打会です…。

大林 私はアエロプロドライブの全仏モデル(限定)を使っています。3年くらい使っていて、そろそろ新しいものを…と思っているところです。アエロプロドライブにするか、それとも今回のピュアドライブにするか、悩んでいます。

鈴木 僕はピュアドライブのノーマルでロングです。4年前から使い始めました。

国本広勝さん(46歳)テニス歴28年、テニスコーチ

Q いくつかのモデルを試打して、どうでしたか?

一同 いいですね。

国本 僕は重たいラケットがよかったですね。ピュアドライブツアーとか、ピュアドライブツアープラスとか。

光田 僕はピュアドライブが一番よかったです。最初はピュアドライブツアーがいいなと思ったんですけど、時間が経つにつれて重たく感じられてピュアドライブへ変えました。普段もピュアドライブを使っているので、やっぱり慣れているノーマルが一番よかったですね。

大林 私もピュアドライブが一番いいかなと思いました。ピュアドライブツアーも使ってみたんですけど、少し重たく感じられてきて、長丁場を使うのは難しいかなと。でも、ストロークのような遠心力を使うショットのときには確かにいいボールがいきますよ。(ピュアドライブライトなど)軽いほうは振ったときに私はボールに負けてしまう感じがありましたけど、女性の方や年配の方にはいいような気がします。

光田 ピュアドライブライトは男性には軽いかもしれませんね。

国本 ダブルスでボレーをパンパンと合わせるときなどにはいいかもしれません。

鈴木 僕は普段、ピュアドライブのロング(プラス)を使っているんですが、今回初めてピュアドライブツアーを使って重いボールがいくし、ボールも伸びると思いました。でも途中で疲れてきちゃって、普段使っているものと同じ、ノーマルのロング(プラス)がいいなと思いました。

国本 やっぱり使いやすいラケットというのは普段から使っていて慣れているラケットなんですよね。重さは使い方によって慣れてくるから、その重さをどう利用するか。うまく利用すると楽に使えるようになると思うんです。

光田周治さん(49歳)テニス歴20年、毎週土日のいずれか4時間くらいプレー

Q 新採用のテクノロジー「FSIテクノロジー」によって、スイートエリアが上部に広がったということについてはいかがですか?

光田 僕は正直なところあまり感じられなかった(笑)。わからなかっただけかな。

国本 僕は感じられました。

鈴木 僕も感じました。

大林 僕はあまりわかりませんでした。

光田 やっぱり“上”でした?

国本 スマッシュとか、ちょっとラケットのトップのほうで打ってみるとわかりますよ。普段のラケットでトップでボールを打つと引っかけて飛ばしている感じがしましたけど、今回はトップにボールが当たったときにスイートスポットを感じました。

鈴木 サービスとか、ラケットのトップに当たったときにボールが伸びるなと思いました。違うなと。

大林 “上”系のショットで違いがありますね。

国本 あとはラケットヘッドが走るようなショットを打つときに感じます。一番遠心力が働くところにスイートスポットがありますね。ボレーはそんなに違わないと思いますけど。

鈴木 追い込まれたときに打つスライスでボールがつかまるとすごく伸びていきます。

光田 やっぱりヘッドが走ったときに効果があるんですね。

大林 僕もスライスを試したときに、いつもの感覚で打ったらすごくボールが伸びたんですよ。それを先のほうで当てられたら、もっといいんでしょうね。

国本 そう思いますね。

大林 いつもよりボールが飛ぶなあと思うときがあったんですけど、それがまさに先のほうで打っていたんでしょうね。

鈴木 打っていてすごく気持ちがいいなと思ったときは、やっぱり先の方にボールが当たったときのような気がします。スイートスポットがちょっとだけ先のほうにズレているんだなと思いますね。

国本 これまでよりボールが当たるところを遠めにできたら、このラケットのよさがすごく出るんでしょうね。

光田 そうか、少しトップのほうで当てたらいいんだ…。

大林 これは僕だけの感想かもしれないですけど、スイートスポットが真ん中より上ということはそんなにわからないんですけど、ピュアドライブって芯を外すとボールが飛んでいった、というイメージがあるんです。でも今回のモデルは芯を外してもそんなに飛ばなくて、素直に飛んでくれる気がしました。変に力が追加されない気がして、そのとき、使いやすいなという印象がありました。

大林大祐さん(34歳)ソフトテニス歴3年、硬式テニス歴18年

Q デザインはどうですか?

大林 いいと思います。好きです。

一同 (うなずく)

光田 シンプルになりましたね。好きです。

鈴木 僕もいいなと思いました。カッコいいです。

国本 ちょっと“モビルスーツ”っぽい(笑)。

一同 (笑)

大林 カラーリングと、なによりツヤ感を消してある感じがね。

鈴木 見るほど、マットな感じのほうが重いボールが打てそうな気がしてきました。

大林 そうそう(笑)。

鈴木康司さん(30歳) テニス歴16年、週1回プレー

Q フリートークーーーーーーー!

「自分好みのストリングとテンションに変えたときが楽しみ!」(鈴木さん)

鈴木 ストリングを変えて打ったらどうかなと思いました。この試打ラケットのテンションは、ちょっと硬い感じがしました。自分好みのストリングとテンションに変えて打ったときが楽しみ。結構いいんじゃないかという気がするんですよね。

国本 それはありますね。

大林 それは同じ意見、楽しみですよね。

国本 たぶんスイートスポットがトップにいっているから、普段のテンションより、硬めに張ったほうがスイートスポットの性能が出て打球感も変わりますよね。

大林 そうですよね。

一同 (うなずく)。

「ピュアドライブはミーハーではなく“マジラケ”。いいラケットです」(国本さん)

鈴木 僕はピュアドライブを使い始めたのが4年前ですが、当時はちょっとバボラをばかにしていたところがあるんです。その前は他社の小さな面のラケットを使っていて、小さいほうがいいと思っていました。だからバボラは“デカラケでしょ”って。ちょうどロディックとかラペンティとか使っていた頃。でもその後、ケガをしたのをきっかけにピュアドライブを使ったら、すごく力をくれるし、ボールがただ飛ぶだけじゃなく、自分の技術がちゃんと反映される。自分の技術がうまくなってくると、うまく飛んでいく、より使いこなせるラケットであることがわかって。そういう意味で“ただフェースが大きいだけじゃないぞ!”というところがすごく気に入っています。

国本 おっしゃっているように、最初は僕もバボラはちょっとミーハーなラケットのような気がしましたけど、本当は“マジラケ”ですよ。トッププロも使いこなすし、一般プレーヤーも使える。スピン性能もいいし、ちゃんと振ることを前提にできた、いいラケットだなと思います。ただバチバチと当てて飛ばすだけじゃないところがいいんです。

鈴木 そうですよね。ただの厚ラケ、デカラケとも違う、振ることが前提というのがいいです。

光田 僕は、プロからアマまでが使えるところがいいと思っています。それでいて簡単で、扱いやすいところが一番いいところ。


「力を入れなくてもボールがしっかり飛んでくれて、体力をセーブできます」(大林さん)

大林 これは私だけの感想かもしれませんが…今回ピュアドライブを使って思うのは、まずボールが飛ぶというところが大きいですよね。力を入れなくてもボールがしっかり飛んでくれる。そうすると余った力を他に費やすことができるというか。私は体力がないほうなので、試合で足をつっちゃったりするんですが、体力をセーブするためにいいラケットだなと思いました。いっぱいいっぱいでボールを打たなくてもいいボールが打てる分、力を配分できます。例えばその分、頭を使ってあそこに狙おうとか、そういうことができるということが、一番印象に残ったところです。


「スペックを変えていないところがいいところ」(鈴木さん)

鈴木 スペックを変えないでほしいんですよね。今回もほとんど変えていないところがいいところ。

一同(うんうん、とうなずく)。

鈴木 スイートスポットが広くなりました、とか、そういうことはすごくうれしいんですけど、グラム数を変えました、バランスを変えましたとか、そういう“いま”を変えないでほしい。

光田 そうそう、バボラは極端に変えないですよね。それはありますね。

国本 今回のピュアドライブも、まさにその王道をいってますよ。

鈴木 そう、それがいいところなんです。いつも次のラケットが出るときに、スペックが変わると嫌だなと思っています(笑)。

国本 他のメーカーはよくありますよね。ニューモデルになると打球感が全然変わっちゃって、ああ、これはもう使えないやと思ったことがあります。ピュアドライブはそういうのが本当に少ない。今回のラケットも(変更は)小さいですものね………それがいいところ!

(テニスマガジン/Tennis Magazine)

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