ハレプが準決勝へ、世界1位への可能性も再浮上 [チャイナ・オープン]

 中国・北京で開催されている「チャイナ・オープン」(WTAプレミア・マンダトリー/9月30日~10月8日/賞金総額702万7063ドル/ハードコート)の女子シングルス準々決勝で、第2シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)がダリア・カサキナ(ロシア)を6-2 6-1で退け、ベスト4に進出した。

 ハレプは今、ガルビネ・ムグルッサ(スペイン)から、世界1位の座を奪いとる可能性を手にしている。そうするためには、彼女は少なくとも決勝に進出し、第3シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)に負けないようにしなくてはならなかったが、スビトリーナが同日、より遅い時間帯に行われた準々決勝でカロリーヌ・ガルシア(フランス)に7-6(5) 5-7 6-7(6)の大接戦の末に敗れたため、ハレプの最後のハードルは準決勝での勝利のみとなった。

シングルス準決勝に進出した第2シードのシモナ・ハレプ
BEIJING, CHINA - OCTOBER 06: Simona Halep of Romania celebrates a point during the Women's singles Quarterfinals match against Daria Kasatkina of Russia on day seven of 2017 China Open at the China National Tennis Centre on October 6, 2017 in Beijing, China. (Photo by Lintao Zhang/Getty Images)

 ハレプの次の相手は、全仏オープン決勝で彼女がナンバーワンになることを阻んだ人物、エレナ・オスタペンコ(ラトビア)だ。オスタペンコは、ソラナ・シルステア(ルーマニア)を6-4 6-4のストレートで下し、勝ち上がった。

 また、ペトラ・クビトバ(チェコ)は同胞のバーボラ・ストリコバ(チェコ)を6-3 6-4で破り、ベスト4に歩を進めた。第12シードのクビトバは、準決勝でガルシアと対戦する。

 ガルシアはスビトリーナを破ることで、キャリア初のトップ3選手に対する勝利を記録した。現在マッチ9連勝中のガルシアは、第3セットのタイブレークで一度はマッチポイント握られたが、バックハンドのウィナーでそれを凌いだ末に、3時間21分の戦いをものにした。(C)AP(テニスマガジン)

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