「楽天ジャパンオープン」(ATP500/東京・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート/本戦10月2~8日/賞金総額156万3795ドル/ハードコート)の本戦7日目/最終日は、シングルス決勝とダブルス決勝が行われ、シングルスは第4シードのダビド・ゴファン(ベルギー)、ダブルスはマクラクラン勉(日本)/内山靖崇(北日本物産)が優勝を飾った。

画像: 優勝を決めて喜びをかみしめるマクラクラン(左)と内山

優勝を決めて喜びをかみしめるマクラクラン(左)と内山

 ワイルドカード(主催者推薦枠)からの快進撃で決勝まで勝ち上がったマクラクラン/内山の日本ダブルス。日本人ペアによるツアー優勝は2005年の鈴木貴男/岩渕聡までさかのぼり、それはこのジャパンオープンでの優勝だった。

 決勝の相手は、第2シードのジェイミー・マレー(イギリス)/ブルーノ・ソアレス(ブラジル)。世界トップクラスのダブルスだ。誤解を恐れずに言えば、さすがに今日は厳しいのでは…と思ったファンは大勢いただろう。だが、マクラクラン/内山の勢いは、この日も止まらなかった。

 マクラクランのサービスゲームで試合がスタート。第2ゲームでマレーのサービスを早々にブレークして勢いがついた。4-3から内山のサービスゲームを落として追いつかれるも、日本ペアは落ち着いていた。地元ファンの大声援を背に5-4からふたたびマレーのサービスゲームを破り、第1セットを6-4で先取した。

 第2セットはサービスキープが続く一進一退の攻防が続いた。マレー/ソアレスは突き放せそうで放せない歯がゆい展開。内山/マクラクランは守りに入ることなく、第1セット同様に攻め立てていった。お互いサービスゲームを譲らずにタイブレークへ突入。この勝負どころをポイント7-1で制した日本ペアが歓喜の瞬間を迎えた。

「まだ実感がわかないというのが素直な気持ち」と内山。マクラクランも「本当に信じられない」とコメントした。マクラクランはATPツアー初出場で初優勝の快挙。「今日は一番調子がよかったと思う。試合のたびに強くなっていった」とよろこびをかみしめた。

 内山とマクラクランに緊張や勝ちびびりは、まったくなかった。「終盤は相手にプレッシャーがかかっているのがよくわかった」と内山が言う。「そこでいいプレーができた。その勢いのまま勝ちきれた」と続け、「シングルスでも1回戦に勝てたし、テニス人生の中で一番いい大会だった」と笑顔を見せた。

 16時から始まったシングルス決勝は、ゴファンがノーシードから勝ち上がったアドリアン・マナリノ(フランス)を6-3 7-5で下し、先週の中国・深圳オープンに続いて2週連続優勝を飾った。

画像: マナリノとの激しいストローク戦を制したゴファン

マナリノとの激しいストローク戦を制したゴファン

「スタートがよく、安定したプレーで第1セットは取れたが、第2セットはマナリノがアグレッシブになってきた。だから自分もそうなろうと努めた」とゴファン。同じリズムにならないよう、チャンスではネットに出たり、緩急をつけたり、プレーの幅を広げてポイントをつかみにいった。

 ゴファンは通算4勝目だが、過去3回はすべてATP250大会。「ATP500は初めてだから、特別なトロフィーになるね」と目を細めた。敗れたマナリノは「第2セットはチャンスがあったが、それを生かせなかった。彼のプレーのほうが上回っていた」と敗戦を受け入れた。

写真◎井出秀人



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