中国・上海で開催されている「上海ロレックス・マスターズ」(ATP1000/10月8~15日/賞金総額592万4890ドル/ハードコート)で、シングルス準々決勝をプレー中に転倒したフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)が勝利をつかんだ試合後、左手首にスキャンを受けるため病院に向かった。
 
 第16シードのデル ポトロは、ビクトル・トロイツキ(セルビア)に対する準々決勝の第3セット2-2の場面でコートに転び、反射的に左手をついて転倒の衝撃を緩めようとした。

画像: 準々決勝の試合中に転倒し、手首を痛めたデル ポトロ SHANGHAI, CHINA - OCTOBER 13: Juan Martin del Potro of Argentina injures his wrist during the Men's singles quarter final mach against Viktor Troicki of Serbia on day six of 2017 ATP Shanghai Rolex Masters at Qizhong Stadium on October 13, 2017 in Shanghai, China. (Photo by Yifan Ding/Getty Images)

準々決勝の試合中に転倒し、手首を痛めたデル ポトロ
SHANGHAI, CHINA - OCTOBER 13: Juan Martin del Potro of Argentina injures his wrist during the Men's singles quarter final mach against Viktor Troicki of Serbia on day six of 2017 ATP Shanghai Rolex Masters at Qizhong Stadium on October 13, 2017 in Shanghai, China. (Photo by Yifan Ding/Getty Images)

 過去に両方の手首を故障し、手術を受けているデル ポトロは手首を繰り返し振って、痛みを感じているそぶりを見せ、トレーナーを呼んで意見を仰いだ。
 
 デル ポトロは結局、第5ゲームでトロイツキのサービスを破り、4-6 6-1 6-4でこの試合を制した。
 
「転倒のあと、手首がどんな具合かはまだわからない」とデル ポトロは病院に向かう直前に言っている。「(手をついた)その瞬間、何かまずい感じを覚えたんだが、僕はプレーを続け、(バックハンド)スライスを使ってとにかく試合を終わらせた。病院に行ってMRI検査をし、その結果がどうか、医師が何と言うか、見てみようと思う」。
 
 彼はまた、「それから、明日の試合についての決断を下す。僕は、やるなら100%でプレーしたい」と言い添えた。発言の時点でまだ相手は確定していなかったが、準決勝でのデル ポトロの相手は、リシャール・ガスケ(フランス)を7-5 6-4で下した第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)となった。デル ポトロはUSオープン準々決勝でフェデラーを倒している。

 デル ポトロの代理人であるホルヘ・ビアレは、のちにツイッターを通し、テストの結果、『手首の打撲傷』と診断されたが、『より深刻な問題はない、と診断された』と報告した。

「医者は手首を固定するため添え木を当てた」とビアレは言い添えた。「明日の朝、フアン マルティンは、準決勝をプレーするか否か決めることになるだろう」。

「彼(デル ポトロ)の状態が深刻なものでないよう祈るよ」とフェデラーは言った。「彼は過去に手首に問題を抱えていた。だから心配しているのだろう。心配になるのは無理もないことだ。僕にとっては、結局のところ何も変わらない。僕はコートに出て行って、そこでプレーする準備が万端であるようにする。USオープンの雪辱を果たすためにもね」。

 一方、第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)は、この日の準々決勝で第6シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)を6-4 6-7(6) 6-3で下し、オープン化以降の時代で歴代6位にあたる、アンドレ・アガシ(アメリカ)とタイになる勝利数を記録した。この勝利はナダルにとって870番目の勝利だった。

画像: 歴代6位、アガシとタイ記録の870勝目を挙げたナダル SHANGHAI, CHINA - OCTOBER 13:  Rafael Nadal of Spain returns a shot during the Men's singles quarterfinal match against Grigor Dimitrov of Bulgaria on day 6 of 2017 ATP Shanghai Rolex Masters at Qizhong Stadium on October 13, 2017 in Shanghai, China.  (Photo by Yifan Ding/Getty Images)

歴代6位、アガシとタイ記録の870勝目を挙げたナダル
SHANGHAI, CHINA - OCTOBER 13: Rafael Nadal of Spain returns a shot during the Men's singles quarterfinal match against Grigor Dimitrov of Bulgaria on day 6 of 2017 ATP Shanghai Rolex Masters at Qizhong Stadium on October 13, 2017 in Shanghai, China. (Photo by Yifan Ding/Getty Images)

 先週のチャイナ・オープン(北京)でも優勝しているナダルは、この勝利で連勝数を「15」に伸ばした。ナダルは北京でも準決勝でディミトロフを、やはりフルセットの戦いの末に破っていた。

 この日、ディミトロフは第2セットのタイブレークで2-4から巻き返し、勝負を第3セットにもち込んだ。

 第3セットの第5ゲームで、ナダルは一つブレークポイントをしのいだ末にサービスをキープし、続く第6ゲームでブレークを果たして、勝利のお膳立てをした。

「多くの試合に連続で勝っているから、すべてにすごく満足しているよ」とナダルは言った。「USオープン、北京、そしてここで準決勝に至ることができた。集中し続け、この勢いを保ち続けなければならない。明日もまたよい日が送れるかどうか見てみよう」。

 ナダルの、2週間で2度目のATP大会決勝進出の前に立ちはだかるのは、第4シードのマリン・チリッチ(クロアチア)だ。チリッチは、アルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)を6-3 6-4で倒し、初の上海マスターズ準決勝進出を果たした。

 世界25位のラモス ビノラスは、第2セットの第6ゲームでブレークを果たし、チリッチの21ゲーム連続サービスキープの疾走を止めた。

「あのとき、いいテニスを続けることができなかった自分に、ちょっぴり腹が立ったよ」とチリッチは言った。(C)AP(テニスマガジン)


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