大阪・靭テニスセンターで開催されている「大阪市長杯 世界スーパージュニアテニス」(ITF Grade A/本戦10月17~22日)は18日、男女のシングルス2回戦とダブルス1回戦および2回戦の一部が行われた。女子シングルスでは7人の日本勢が1回戦を突破したが、2回戦に勝ってベスト16に進出することができたのは、第4シードの内藤祐希(TEAM YONEZAWA)と第6シードの佐藤南帆(有明ジュニアTA)のふたり。内藤は予選勝者のシドニー・ベルリン(スウェーデン)を6-4 6-2で下し、佐藤は同じく予選勝者の小林ほの香(荏原湘南スポーツセンター)との日本人対決に6-1 6-3で圧勝した。

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 一昨年、14歳のときに予選から勝ち上がって準優勝した内藤にとって、これが連続3年目のスーパージュニアだ。昨年は3回戦にとどまったが、グランドスラム・ジュニアで目立った実績が残せていない分、ゲンのいいこの大会で今年は挽回したい。本人の口からも、「同じグレードだけど、出ている選手のレベルはグランドスラムみたいに高くない。今回は、優勝狙ってます」と、周囲からの期待のハードルが上がることも厭わずに力強い言葉が飛び出す。

画像: 写真の内藤祐希と佐藤南帆のふたりが3回戦進出(写真◎真野博正)

写真の内藤祐希と佐藤南帆のふたりが3回戦進出(写真◎真野博正)

 2回戦に快勝した内藤は、「今のところ落ち着いてできているかなと思います。実は2年前のことはよく憶えていなくて…。何も考えずにがむしゃらだったからだと思います。プレッシャーとか全然感じてなかったあのときみたいに、リラックスしてプレーしたい」と話した。

 一方で、手強いライバルたちも勝ち進んでいる。第1シードのホイットニー・オシグウェ(アメリカ)、第2シードのワン・シンユー(中国)、第3シードのリャン・エンシュオ(台湾)と、内藤より上位の3人はすべて2回戦にストレート勝利。大会終盤が楽しみな顔ぶれだ。

 同じく3回戦に進出した佐藤と組んだダブルスは、第1シードとして注目される。この日は本来、1、2回戦が行われる予定だったが、降雨のため第2セット途中で中断。そのまま翌日に順延となった。

 19日も悪天候が予想されるため、兵庫県三木市のブルボンビーンズドームで男女すべての試合を行うことが決定された。選手の宿泊ホテルからは車で約1時間、通勤時間帯の渋滞に巻き込まれれば2時間以上要することもあるため、ホテル出発時刻は7時半と早い。内藤たちが18日に会場を出たのは午後8時を過ぎており、かなりタイトなスケジュールになるが、テニスプレーヤーというものはプロになっても“移動”と“不規則”の連続だ。

 結局、シングルスの2回戦突破は内藤と佐藤のふたりだけだったが、シード相手に繰り広げた接戦が印象的だったのは、第13 シードのビクトリヤ・デマ(ウクライナ)に6-2 4-6 6-7(4)で敗れた坂詰姫野(山梨学院高校)と、第8シードのカミラ・ラヒモワ(ロシア)に7-5 4-6 3-6で敗れた永田杏里(チェリーテニスクラブ)。いずれも3時間を超えるマラソンマッチでの悔しい逆転負けだった。 

(ライター◎山口奈緒美) 


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