大阪市・靭テニスセンターで開催されている「大阪市長杯 世界スーパージュニアテニス」(ITF Grade A/本戦10月17~22日)は、本戦2日目、男女のシングルス2回戦とダブルス1回戦および2回戦の一部が行われた。日本勢は、第1シードの清水悠太(イカイ)や第4シードの田島尚輝(TEAM YONEZAWA)ら6人が2回戦を突破。予選上がりの影山太星(覚王山テニスクラブ)は上位選手ばかりを破っての3回戦進出だ。

        ◇   ◇   ◇

 2回戦に残っていた日本男子は15人。日本人対決が4試合あったが、そこで番狂わせはなかった。まずはその結果を伝えよう。

 USオープン・ジュニアでベスト8入りした田島は、今年の全日本ジュニア14歳以下で優勝した末岡大和(トップラン)に6-4 6-4と、両セットともワンブレークを守った。第11シードのトゥロター・ジェームズ(西宮甲英高)は白石光(AJTA)を6-4 6-3で退け、第13シードの松田龍樹(LYNX TA)は全日本ジュニア16歳以下優勝でワイルドカード(主催者推薦枠)を得た山中太陽(西宮テニスクラブ)を6-0 7-5で下した。最後に、1回戦で第12シードのイン・バンシュオ(台湾)を破った河野甲斐(石川県立工業高校)が、予選上がりの保坂駿太(エストテニスクラブ)に4-6 6-2 6-0で逆転勝ちしてグレードA大会で初めての3回戦進出を決めた。

 誰であれ日本人4人の3回戦進出は確保されていたわけだが、あとは、海外選手と対戦した7人のうち何人が抜け出せるか。結果は2人。まず一人は第1シードの清水悠太(イカイ)、そしてもう一人は予選上がりの15歳、影山だ。

画像: 予選を勝ち上がって3回戦に進出、15歳の影山(写真◎真野博正)

予選を勝ち上がって3回戦に進出、15歳の影山(写真◎真野博正)

 1回戦で第16シードのヴァランタン・ロワイエ(フランス)をストレートで破ってきた影山は、2回戦でもランキング差が1500もあるスウェーデンの選手を破った。これまでグレード2以上の本戦で戦ったことがないが、それがプラスに働いている。

「チャレンジャーなので向かっていくだけ。思いきってプレーできている」

 3回戦はさらにチャレンジ精神で臨めるという。相手は世界ジュニア・ランキング10位の清水だ。

 その清水は、今回初めてグレードAの大会にトップシードとして臨んでいる。

「1回戦は緊張したけど、今日は少しリラックスできた」と、正確なショットを左右に打ち分け、クロアチアの16歳、アドミル・カレンダーを6-1 6-3で一蹴した。日本リーグでの上位が常連のイカイと所属契約を結び、気も引き締まる。「期待していただいているので、それに応えられるように頑張りたい」と抱負を語った。

 外国勢も含めてシード勢がおおかた勝ち進む中、第6シードの市川泰誠(西宮甲英高)は3回戦進出ならず。2-6 7-5 4-6で敗れた相手、リンキー・ヒジカタ(オーストラリア)はその名前の響きから予想する通り、オーストラリア生まれの日系人。日本語も少し話せるという。セットダウンの第2セット2-4からブレークバックして最終セットに持ち込んだ市川は、アグレッシブなネットプレーも随所に見せたが、俊敏な動きとガッツが衰えなかったヒジカタに屈した。

(ライター◎山口奈緒美) 


This article is a sponsored article by
''.