ウォズニアッキがプリスコバを下して決勝へ、ハレプは年間ナンバーワンの座を確保 [WTAファイナルズ]
トップ8によるエリート大会「BNP パリバ WTAファイナルズ・シンガポール」(10月22~29日/シンガポール/賞金総額700万ドル/室内ハードコート)の準決勝で、カロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)がカロリーナ・プリスコバ(チェコ)を7-6(9) 6-3で下し、キャリア2度目となる決勝進出を決めた。
2010年大会の準優勝者である第6シードのウォズニアッキは、今季の戦績を59勝21敗とし、勝利数でツアーのトップに立っている。
第3シードのプリスコバの敗戦は、シモナ・ハレプ(ルーマニア)にとって吉報だった。プリスコバが敗退した瞬間、ハレプが今季の最終ランキングで世界1位にとどまることが決まったのだ。
初のWTAファイナルズ準決勝をプレーしたプリスコバが、今季すでに1度手にしていた世界ナンバーワンの座に返り咲くためには、WTAファイナルズで優勝する必要があった。
この勝利で、ウォズニアッキのプリスコバとの対戦成績は6勝3敗となった。今年のみの対戦でも、3勝2敗とやはり勝ち越している。
双方のプレーヤーが、第1セットに6本のセットポイントを手にしたが、6度目のチャンスをものにしたのはウォズニアッキの方だった。プリスコバはタイブレーク7-8からの最後のセットポイントで、バックハンドをネットにかけてしまった。
ウォズニアッキの6本のセットポイントはすべて、6-1とリードしていたタイブレークでのものだった。プリスコバは、ウォズニアッキのサーブだった第10ゲームで最初の3本のセットポイントを迎え、残りの3本はタイブレークでのものだった。
第2セット3-3から、ウォズニアッキは残る15ポイントのうち12ポイントを奪い、決勝への切符を勝ち取った。
もうひとつの準決勝では、第5シードのビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)が第8シードのカロリーヌ・ガルシア(フランス)を6-7(3) 6-2 6-3で振りきり、ウォズニアッキとの決勝に勝ち進んだ。
またこの土曜日は、マルチナ・ヒンギス(スイス)が、彼女のキャリア最後の試合をプレーした日ともなった。ヒンギスとチャン・ユンジャン(台湾)は、ダブルス準決勝でティメア・バボス(ハンガリー)/アンドレア・フラバチコバ(チェコ)に4-6 6-7(5)で敗れた。
ヒンギスとチャンは、USオープンを含め、今季9つのタイトルを獲得した。
「ここまで、誇ることのできる素晴らしいキャリア、素晴らしい旅だったと思うわ」
木曜に、この大会の終わりに引退すると発表していた37歳のヒンギスは、こう言った。
「本当のさよならではない。自分が変わらずテニス界の一員であり続けられるよう願っている」(C)AP(テニスマガジン)
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