マレーがコンディション不良を理由に棄権 [ブリスベン国際]
オーストラリア・ブリスベンで開催されている「ブリスベン国際」(ATP250/12月31日~1月7日/賞金総額52万8910ドル/ハードコート)の男子シングルスに第2シードとして出場を予定していたアンディ・マレー(イギリス)が、昨年から続いている右腰の問題を理由に大会出場を取りやめた。ドローには、彼の代わりにラッキールーザーのヤニック・ハンフマン(ドイツ)が入ることになった。
元世界1位のマレーは、木曜日に2017年7月以来の公式戦復帰を果たすはずになっていたが、火曜日に練習セッションをキャンセルしたあと、大会主催者に棄権の意思を伝えてきた。
「年を力強くスタートさせたい、という意図をもって僕はここにやってきた。しかし悲しいことに、我々のチーム、また僕自身も、自分が最高レベルで戦うために必要な状態に至っていると感じることができていない」と、過去2度ブリスベンで優勝しているマレーは言った。
30歳のマレーはブリスベンにとどまって、今季最初のグランドスラム大会に向け、準備を続けることを予定している。彼はそこで昨年7月のウインブルドン準々決勝敗退以来となる、公式戦復帰を果たすことを目指しているのだ。
マレーはオーストラリアン・オープンで5度準優勝しているが、優勝したことは一度もない。昨年の彼は世界1位として大会に乗り込んだが、4回戦でノックアウトされた。これは彼にとって、ここ8年でのオーストラリアン・オープンにおけるもっとも早い敗退だった。腰の故障で大会に出られないでいる間に、マレーのランキングはシーズン末に16位にまで滑り落ちていた。
マレーは実は、故障を克服しようと努めている唯一のトッププレーヤーというわけではない。現在世界1位のラファエル・ナダル(スペイン)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)もまた、オーストラリアン・オープンに間に合うように回復しようと努めているのだ。
なお、男子シングルス1回戦の試合では、予選を勝ち上がった19歳のマイケル・モー(アメリカ)がフェデリコ・デルボニス(アルゼンチン)を6-3 6-4で下し、チョン・ヒョン(韓国)は第5シードのジル・ミュラー(ルクセンブルク)を6-3 7-6(1)で下す番狂わせを演じた。
またカイル・エドマンド(イギリス)はデニス・シャポバロフ(カナダ)に6-7(5) 7-6(4) 6-4の大接戦の末に逆転勝ち。デニス・イストミン(ウズベキスタン)は第7シードのダミアー・ジュムホール(ボスニア・ヘルツェゴビナ)を6-7(4) 6-3 6-2で倒した。(C)AP(テニスマガジン)
※トップ写真はアンディ・マレー(2017年末に撮影)
Photo: ABU DHABI, UNITED ARAB EMIRATES - DECEMBER 29: Andy Murray of Great Britain looks on during his exhibition match against Roberto Bautista Agut of Spain on day two of the Mubadala World Tennis Championship at International Tennis Centre Zayed Sports City on December 29, 2017 in Abu Dhabi, United Arab Emirates. (Photo by Tom Dulat/Getty Images)
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