キリオスが母国で初の準決勝へ [ブリスベン国際]
オーストラリア・ブリスベンで開催されている「ブリスベン国際」(ATP250/12月31日~1月7日/賞金総額52万8910ドル/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、ニック・キリオス(オーストラリア)が元大会準優勝者のアレクサンドル・ドルゴポロフ(ウクライナ)を1-6 6-3 6-4で下し、ベスト4に進出した。
キリオスは2度サービスをブレークされて第1セットを落としたが、そこから奮起してフルセットの戦いを制した。
第3シードのキリオスは、左膝に厳重なテーピングを施していたが、22分のうちに第1セットを落としたあと、奮起して試合の中に入り込んでいく過程では、故障の影響を受けているようには見えなかった。
母国の地では初となるツアーでの準決勝進出を決めたキリオスは、決勝行きを賭けてグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦する。前年覇者のディミトロフは準々決勝で、カイル・エドマンド(イギリス)を6-3 6-7(3) 6-4で破って勝ち上がった。
ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した18歳のアレックス・デミノー(オーストラリア)は、ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)に対する番狂わせの勝利の勢いを続け、マイケル・モー(アメリカ)を6-4 6-0で退け、ツアーレベルでは初の準決勝進出を果たした。彼は準決勝で、ライアン・ハリソン(アメリカ)と対戦する。ハリソンは、7-6(6) 4-2とした時点で、対戦相手のデニス・イストミン(ウズベキスタン)が腰の故障で棄権したため、試合を終えずして4強入りを決めていた。
「この試合に入ってくるとき、かなりピリピリしていた。これは僕にとって大きなチャンスだったから」とデミノーは言った。「でも(対ラオニッチの試合と比べれば)ちょっぴりだけど、より落ち着いて臨めたと思う。よりプレーする時間があり、自分のベストのテニスをすることができた」。(C)AP(テニスマガジン)
※写真はニック・キリオス(オーストラリア)
BRISBANE, AUSTRALIA - JANUARY 05: Nick Kyrgios of Australia plays a forehand in his match against Alexandr Dolgopolov of Ukraine during day six of the 2018 Brisbane International at Pat Rafter Arena on January 5, 2018 in Brisbane, Australia. (Photo by Bradley Kanaris/Getty Images)
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