決勝は1日2試合を勝ち抜いたウォズニアッキとゲルゲスのトップ2シード対決に [ASBクラシック]
ニュージーランド・オークランドで開催されている「ASBクラシック」(WTAインターナショナル/1月1~6日/賞金総額25万ドル/ハードコート)の日曜日に行われる女子シングルス決勝で、第1シードのカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)と第2シードの第2シードのユリア・ゲルゲス(ドイツ)が対決することになった。
ふたりは、雨によって押し込められた過密スケジュールの中、土曜日に準々決勝と準決勝の2試合を勝ち抜き、決勝への切符を手に入れた。
木曜日と金曜日の双方が雨でプレー不可能だっため準々決勝は遅延し、開催者は、土曜日に準々決勝と準決勝の双方を行ない、本来土曜日に行うはずだった決勝を、日曜日にずらすことを強いられた。
ともに経験豊富な世界3位のウォズニアッキと14位のゲルゲスは、この体力を消耗させられるコンディションの中で戦い抜き、頂に浮上した。
ゲルゲスはまず、準々決勝でポロナ・ヘルツォグ(スロべニア)を6-4 6-4で退け、それから準決勝で予選から勝ち上がったシェイ・スーウェイ(台湾)を6-1 6-4で下した。
ウォズニアッキは、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した19歳のソフィア・ケネン(アメリカ)に対する準々決勝で第1セットを落としたが、最終的に4-6 6-2 6-4で競り勝ち、その後の準決勝では、予選上がりのサーシャ・ヴィッカリー(アメリカ)を、やはり接戦の末、6-4 6-4で退けた。
122位のヴィッカリーは、予選で3試合に勝ち、準決勝への過程で前年度覇者の同胞、ローレン・デービス(アメリカ)を倒した際に、今年の注目選手として頭角を現した。さらに彼女は準々決勝で、第4シードのアグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)を6-2 6-2のストレートで下した。
ウォズニアッキは第1セットで5-1とリードを奪ったが、ヴィッカリーはそこから怒涛の勢いで5-4まで追い上げた。ヴィッカリーは元世界1位のウォズニアッキにスコアで密着し、食いつき続けたが、最終的に第2セット4-5からのサーブをブレークされ、ストレートで振りきられた。
「もうヘトヘトよ。正直に言わせてもらえば、シーズンのこの時期にこれは、かなり厳しいわ」とウォズニアッキは言った。
「最初の試合のあと、『どうしよう、背中にも、脚にもかなりきてる』と思ったわ。ここ数日(雨で)プレーしておらず、それはよかったのだけれど、それからコートに出て行って朝に3セット、そして今、長い2セットをプレーするというのは…私はもう17歳じゃないんだから!」
ゲルゲスは、ここ4年で2度目となるオークランド決勝進出を果たした。彼女がこの大会でウォズニアッキと対戦するのは3度目で、過去の試合では1勝1敗で星を分け合っている。
「この大会には9年連続で出場しているから、もしかすると、ついに"そのとき"が来たのかも」とゲルゲスは言った。「気分はいいわ。私にとって、3大会連続となる、またもの決勝進出。すごくうれしいわ」。(C)AP(テニスマガジン)
※写真はここ4年で2度目となる決勝進出を果たしたユリア・ゲルゲス(ドイツ)
AUCKLAND, NEW ZEALAND - JANUARY 06: Julia Goerges of Germany plays a forehand in her semifinal match against Sui-Wei Hsieh of Taiwan during day six of the ASB Women's Classic at ASB Tennis Centre on January 6, 2018 in Auckland, New Zealand. (Photo by Phil Walter/Getty Images)
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