モンフィスが4度目の決勝でルブレフを破り、大会初優勝 [カタール・エクソンモービル・オープン]

 カタール・ドーハで開催された「カタール・エクソンモービル・オープン」(ATP250/1月1~6日/賞金総額138万6665ドル/ハードコート)で、自己4度目となる決勝を戦ったガエル・モンフィス(フランス)がアンドレイ・ルブレフ(ロシア)を6-2 6-3で下し、ついに優勝を遂げた。

 現在46位だが元トップ10だったモンフィスは、2006年の決勝でロジャー・フェデラー(スイス)に、2012年決勝はジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)に、そして2014年決勝ではラファエル・ナダル(スペイン)に敗れていた。

「これまで何度ももう一歩というところまで迫っていたが、ついに手にいれたよ」とモンフィスは喜びを語った。これは彼にとって、キャリア7番目のタイトルだった。

 ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したモンフィスは、右膝の故障でUSオープン3回戦の最中に棄権を強いられた9月以降、4ヵ月間プレーの休止を強いられ、これが復帰後初の大会出場だった。

 モンフィスは試合後、「この上なくうれしいよ。僕はこの瞬間を何ヵ月も待ちわびていた。ふたたびコート上で、いい体調でプレーする瞬間を。2016年に、僕は最高の調子で、自分のベストテニスをプレーしていた。僕はその年を、世界6位で終えた。しかしその翌年、同じことを繰り返すことができなかった。ほぼ一度たりとも、100%の体調でプレーすることができなかったんだ」と話した。

「2018年に力強く戻ってくる、というのは、僕の目標だった。この大会で優勝することを目標にしていたわけではない。復帰最初の大会で優勝するとは思っていなかったが、それをやってのけることができ、満足したという言葉では足りないほどだ」

 39位のルブレフは、より経験豊富なモンフィスに対し、ナーバスな様子で打ち急いだ。

 ほぼ1時間で終わったこの試合で、ルブレフは21本のウィナーを記録したが、同じ数のアンフォースドエラーも犯した。一方のモンフィスは29本のウィナーを決め、アンフォースドエラーをわずか10本にとどめた。

「今日、僕は疲労困憊していたのだと思う」とルブレフは言った。「我々は1時間しかプレーしていなかった。僕が勝つチャンスは、ほとんどなかったよ」。

 モンフィスは双方のセットで、ルブレフのサービスゲームをブレークして3-1とリードを奪った。彼は第2セットの第5ゲームで相手に2度ブレークポイントを与えたが、いずれもセーブしていた。

 第1セットの最後のゲームで、モンフィスは2度目のブレークを果たしてセットを先取。第2セットでは5-3からの第9ゲームに自分のサービスゲームをキープして、試合を締めくくった。

 モンフィスは、第1シードのドミニク・ティーム(オーストリア)が発熱で棄権したため、準決勝でボールを打たずして決勝進出を決めていた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は昨年のモントリオールの大会でのガエル・モンフィス(フランス)
MONTREAL, QC - AUGUST 09: Gael Monfils of France hits a return against Kei Nishikori of Japan during day six of the Rogers Cup presented by National Bank at Uniprix Stadium on August 9, 2017 in Montreal, Quebec, Canada. (Photo by Minas Panagiotakis/Getty Images)

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