オーストラリア・メルボルンで開催されている「オーストラリアン・オープン」(1月15〜28日/ハードコート)の大会10日目。

 まだ疑っている人もいるかもしれないが、2016年に素晴らしいパフォーマンスを見せたアンジェリック・ケルバー(ドイツ)が戻ってきた。

 ケルバーは昨季のUSオープンで準優勝のマディソン・キーズ(アメリカ)を6-1 6-2で下し、オーストラリアン・オープンの準決勝に駒を進めた。2年前のこの大会では決勝でセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)を倒して勢いをつけると、キャリア最高のシーズンを送った。

 その年ケルバーはUSオープンも制し、年間ランキング1位の座を確保した。しかし、昨年のメルボルンパークでは4回戦で敗退し、ランキングも20位台まで落ちた。

 30歳になったケルバーは今季の初戦となったシドニー国際で優勝。続いてオーストラリアン・オープンで1回戦から3回戦まですべてストレート勝ちを収めた。

 3回戦でマリア・シャラポワ(ロシア)を退けたことで、大会を勝ち残っているグランドスラム優勝経験者はケルバーひとりだけとなった。しかし、4回戦でランキング88位のシェイ・スーウェイ(台湾)に大苦戦を強いられると「彼女は本当に2016年のフォームを取り戻したのか? まだ昨年と変わらないのでは?」と解説者たちの間で大きな話題になった。

 第17シードのキーズと対戦した準々決勝では、最初の4ゲームを連取して試合の主導権を握った。グランドスラムの準々決勝を戦うのは、優勝した2016年のUSオープン以来のことだった。キーズが何とか第5ゲームを取ったが、ケルバーの勢いは衰えることなく、第2セットも3-0でリードした。

 キーズはそこで初めてブレークに成功し、ゲームの展開を少しだけ遅らせたかに見えた。だが、ケルバーのプレーはその後もまったく落ちることなく、51分で試合を片付けた。キーズのサービスゲームを6度もブレークし、2人の通算対戦成績を7勝1敗とした。

「もう一度、コートでテニスを楽しむこと、2016年に持っていた気持ちを思い出そうとしているだけなの。そして今は、コートの上でもオフコートでも、自分の時間を楽しめている。オフシーズンにきついトレーニングを積んで、今はいい試合ができるという自信もある。タイトな試合でも競り勝てるし、大きな大会でもいいプレーを見せられるはず」とケルバーは自信をみなぎらせている。

 キーズにとっては、グランドスラムでふたたび大きな失望となる敗戦だった。昨年9月のUSオープン決勝ではスローン・スティーブンス(アメリカ)にストレート負けを喫したのだった。

 ケルバーの準決勝の相手は、準々決勝で第6シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)をストレートで下した第1シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)に決まった。(C)AP(テニスマガジン)

※マディソン・キーズ(アメリカ)を倒して準決勝進出を決めたケルバー
MELBOURNE, AUSTRALIA - JANUARY 24: Angelique Kerber of Germany plays a forehand in her quarter-final match against Madison Keys of the United States on day 10 of the 2018 Australian Open at Melbourne Park on January 24, 2018 in Melbourne, Australia. (Photo by Quinn Rooney/Getty Images)

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