錦織が2016年NCAA単複チャンピオンのマクドナルドを下し、復帰後初タイトルを獲得 [ダラス・チャレンジャー]

 ATPツアー下部大会の「RBC ダラス・テニス選手権」(アメリカ・テキサス州ダラス/1月29日~2月3日/賞金総額12.5万ドル/室内ハードコート)のシングルス決勝で、第1シードの錦織圭(日清食品)がマッケンジー・マクドナルド(アメリカ)を6-1 6-4で倒し、ケガから復帰後の初タイトルを獲得した。試合時間は1時間19分。

 錦織のチャレンジャー大会でのタイトル獲得は、2010年11月のノックスビル(5万ドル/ハードコート)以来で通算6度目となる。

 両者は今回が初対戦。22歳のマクドナルドは、UCLA時代の2016年に単複でNCAA(全米大学体育協会)テニス選手権のタイトルを獲得。前週終了したオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)では予選を突破して初戦を勝ち上がり、2回戦で第3シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)に6-4 2-6 4-6 6-0 6-8で敗れていた。

 今大会での錦織は、1回戦で前週敗れていたデニス・ノビコフ(アメリカ)を6-3 6-3で下して復帰後の初勝利を挙げると、2回戦でマティアス・バッキンガー(ドイツ)を4-6 6-4 6-4で、準々決勝でラッキールーザーのドミニク・コプファー(ドイツ)を7-6(3) 6-3で、準決勝ではジャン・ジェイソン(台湾)を6-4 6-4で破って決勝進出を決めていた。

 昨シーズンを5位でスタートした錦織は、8月のシンシナティ(ATP1000/ハードコート)で大会前の練習中に右手首を負傷。残りのシーズンすべての大会出場を断念して回復に努め、前週のニューポートビーチで公式戦復帰を果たしていた。

 錦織は公式戦復帰の第一歩にツアー下部のチャレンジャー大会を選択し、前週と今週の2大会を経て、2月12日(月)から始まる「ニューヨーク・オープン」(ATP250/室内ハードコート)でATPツアーへの復帰を予定している。錦織がチャレンジャー大会に参戦するのは、2010年シーズン以来だった。

※写真は錦織圭(日清食品)
DALLAS, TX - FEBRUARY 03: Kei Nishikori (JPN) holds the trophy for winning the RBC Tennis Championships of Dallas on February 3, 2018 at the T Bar M Racquet Club in Dallas, Texas. (Photo by George Walker/Icon Sportswire via Getty Images)

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