日本がカザフスタンを2勝1敗で下して3年ぶりの優勝 [フェド杯アジア・オセアニア1部]

「フェドカップ(フェド杯)アジア・オセアニアグループ1部」(インド・ニューデリー/2月7~10日/ハードコート)の大会最終日は、ワールドグループ2部プレーオフ進出をかけた決勝などが行われる。ワールドグループ復帰を目指す日本は、プールAを3戦全勝で勝ち抜いてきたカザフスタンと対戦した。

 3年ぶりのプレーオフ進出を目指す日本は、第1試合で奈良くるみ(安藤証券:単102位)がザリナ・ディアス(単55位)を7-5 6-4で下して1勝目を挙げたが、続く第2試合のエース対決で日比野菜緒(LuLuLun:単90位)がユリア・プティンセバ(単81位)に3-6 4-6でで敗退。勝負のかかったダブルスで加藤未唯(佐川印刷:複57位)/二宮真琴(橋本総業ホールディングス:複38位)がディアス(複377位)/プティンセバ(複778位)を6-4 7-5で破り、3年ぶりのワールドグループ2部プレーオフ進出を決めた。

 フェド杯は男子のデビスカップ(デ杯)と同様に、ITF(国際テニス連盟)が主催する女子テニスの国別対抗戦。世界の上位16ヵ国が争うトップカテゴリーは「ワールドグループ」と「ワールドグループⅡ」の2部(8ヵ国ずつ)に分けられている。

 ワールドグループの会場はホーム&アウェー方式となっているが、各地域ゾーンは1ヵ所集中開催。今年のアジア・オセアニアゾーン1部はインド・ニューデリーで行われ、日本を含めた8ヵ国が2グループに分かれて総当たり戦を行い、最終日の順位決定戦で両グループの1位通過国同士が優勝決定戦(各グループ順位決定戦)を行う。いずれの対戦もシングルス2試合、ダブルス1試合の3試合によって争われる。

 優勝国は4月21日、22日に行われるワールドグループ2部プレーオフに進出し、各プール3位の国が別プール4位の国と対戦し、敗れた2国がアジア・オセアニアゾーン・グループ2部に自動降格となる。

プレーオフ

決勝:昇格プレーオフ

カザフスタン(プールA1位)1-2 日本(プールB1位)

S2 ●ザリナ・ディアス(単55位)5-7 4-6 ○奈良くるみ(安藤証券:単102位)
S1 ○ユリア・プティンセバ(単81位)6-3 6-4 ●日比野菜緒(LuLuLun:単90位)
D ●ディアス(複377位)/プティンセバ(複778位)4-6 5-7 ○加藤未唯(佐川印刷:複57位)/二宮真琴(橋本総業ホールディングス:複38位)

3-4位決定戦

中国(プールA2位)2-0 韓国(プールB2位)

S2 ○ヤン・ザオシャン(単125位)6-3 6-2 ●イ・ソラ(単691位)
S1 ○ジュ・リン(単120位)4-6 7-5 6-1 ●チョン・スナム(単435位)
D ワン・ヤファン(複119位)/ヤン(複31位)打切 ハン・ナレ(複302位)/キム・ナリ(複350位)

降格プレーオフ1   

タイ(プールB3位)2-1 香港(プールA最下位)

S2 ●パトチャリン・チプチャンデジ(単502位)3-6 3-6 ○エウディス・チョン(単331位)
S1 ○ピアンタン・プリプーチ(単224位)6-4 6-4 ●リン・ジャン(単761位)
D ○ニチャ・ラピタクシンチャイ(複269位)/プリプーチ(複127位)6-3 6-1 ●チョン(複1087位)/ジャン(複481位)

降格プレーオフ2

インド(プールA3位)2-0 台湾(プールB最下位)

S2 ○カルマン・タンディ(単284位)7-6(4) 6-3 ●リー・ペイチー(単454位)
S1 ○アンキタ・レイナ(単253位)6-4 5-7 6-1 ●スー・チーユ(単377位)
D レイナ(複204位)/プラルタナ・トンバリ(複131位)打切 スー・チンウェン(複307位)/リー・ヤーシュエン(複523位)

※写真は3年ぶりの優勝を果たした日本チーム
撮影◎テニスマガジン

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