アメリカ・ニューヨークで開催された「ニューヨーク・オープン」(ATP250/2月12~18日/賞金総額74万8450ドル/室内ハードコート)。

 ケビン・アンダーソン(南アフリカ)は、ニューヨークであと一歩というところで敗れる失望に、すでに対処したことがあった。

 昨夏のUSオープンにおける彼の驚きの進撃は、彼のトップ10への再上昇の口火を切ったが、決勝でのラファエル・ナダル(スペイン)に対する敗北は、彼がゴール寸前で一歩足りずに終わり続けている事実を思い出させる、辛い出来事でもあった。

 しかし今週、ニューヨークに戻ってきた彼は、ついに望んでいた結末を手に入れることができたのである。

 第1シードのアンダーソンは日曜日に、第2シードのサム・クエリー(アメリカ)を4-6 6-3 7-6(1)で倒し、キャリア4番目のATPタイトルを手に入れた。

 アンダーソンはATPツアー決勝での戦績を、3勝11敗に向上させた。彼は今年すでに一度、決勝で敗れていた。

「僕はキャリアを通し、かなりの回数、決勝で敗れてきた」とアンダーソンは言った。

「今年のために僕が掲げていた大きな目標のひとつは、大会の最後の段階で、もう少し成功をおさめられるようにすることだった。今年初めのインドでは、勝ちきるには少し足りないと感じたが、今日、ついに勝つことができた。だから今年の残り期間のための、大きな自信となるだろう」

 アンダーソンは、競り合いとなった第3セットの末にもつれ込んだタイブレークで、最初の6ポイントを連取。クエリーがフラストレーションのあまりラケットをコートに叩きつける事態を促すほどに、相手を圧倒した。

 月曜日に発表されるATPランキングでキャリア最高の9位に達したアンダーソンは、フラッシングメドウで自己初のグランドスラム決勝に至った日に始まった上昇を、いまだ続けている。当時の彼は32位で、1973年にランキング制度が開始して以来、もっともランキングの低いUSオープン決勝進出者だった。

 彼は、自己初のツアータイトルを2015年に獲得。同年10月には1週間だけ世界10位に食い込んだが、以降はトップ10には手が届いていなかった。アンダーソンは、長年の開催地メンフィスから移転し、今年初めてニューヨークのナッソー・コロシアムで行われたこの大会で、4試合連続で3セットマッチに勝っていた。

「言うまでもないが、USオープンの間は、僕にとって本当に素晴らしい数週間だった。決勝で敗れるというのはつらいことだから、今日勝ったことには、非常に特別な感慨がある」とアンダーソンはコメントした。

 ATPツアーで「10」のタイトルを保持するクエリーは、この決勝に勝っていれば、キャリア最高の世界11位に上昇していたはずだった。

 クエリーは、アンダーソンが第1セットの第2ゲームで彼のサービスを破って2-0とするまで、今週プレーした38のサービスゲームのうち37をキープしていた。クエリーはすぐさまブレークバックし、同セットの後半にふたたびブレークを果たして、セットを先取した。

 第2セットも同じような形で始まり、アンダーソンはまたも第2ゲームでブレークを果たしたが、今回の彼は続く第3ゲームでサービスゲームをキープし、試合の手綱をつかむと5-0とリードを広げた。

「僕はちょっと勢いを失ってしまった」とクエリーは言った。

「彼は自分のペースをつかみ、よりファーストサービスを入れるようになり始めていた。彼がより強くボールを打ち始め、ミスも減ったように感じられた。それから、第2セットの終わりには、僕も少し勢いを取り戻したのだが遅すぎた」

 ダブルス決勝では、第2シードのマックス・ミルニ―(ベラルーシ)/フィリップ・オズバルド(オーストリア)が、ヴェスレイ・クールホフ(オランダ)/オーサム・シタック(ニュージーランド)に4-6 6-4 [10-6]で競り勝った。41歳のミルニ―にとって、これはキャリア100番目のATPツアー決勝であり、そのうち96はダブルスにおいてだった。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はケビン・アンダーソン(南アフリカ)、17日撮影
NASSAU COLISEUM, UNIONDALE, NEW YORK, UNITED STATES - 2018/02/17: Kevin Anderson of South Africa returns ball during semifinal match against Kei Nishikori of Japan at ATP 250 New York Open at Nassau Coliseum. (Photo by Lev Radin/Pacific Press/LightRocket via Getty Images)

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